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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2006年2月5日発行
第516号

削減主張する公明党には理論がない
区議会の議員定数
「議会の役割」こそ議論を

品川区議会の議員定数を削減するかどうか――1月26日に開かれた行財政改革特別委員会では、理論もなく議員定数削減を主張する公明党が孤立。結論をだすことも全体の合意とならず、次回の委員会で引き続き議論することになりました。

自治体の仕事は増えています
議員削減は議会機能を弱める

品川区議会の行革特別委員会は1月26日、議員定数問題を議論しました。議論の特徴は、議員定数の削減を主張する公明党がその論拠を示せないでいることです。公明党は議員定数を現在の42から4削減を主張していますが、その理由を

(1)区民が削減を望んでいる、
(2)現在、(死亡等で)定数割れとなっているが支障ない
(3)他区でも削減している―

と述べています。

しかし、自治体は介護保険制度の開始や清掃業務の都から区への移管などにより仕事そのものが増えています。また、指定管理者制度により区施設を丸ごと「外部委託」が増えており、議会には行政をチェックする機能の強化が求められています。議員の削減は議会機能を弱めることになりますが、公明党はどうやって議会機能を強化させるつもりでしょうか。

行革委員会や全員協議会などこの間の議論でも、「議員を削減することと議会機能の強化をどう両立させるのか」という疑問に対する公明党からの回答はまったくありません。ことは議会制民主主義の根幹にかかわる大問題です。削減を主張するが議論は逃げる公明党は無責任といわざるを得ません。

議員削減と議会機能強化どう両立?
公明党は疑問に答えるべきです

こうしたなか、他党議員からも公明党への批判が集中しました。「議員削減の論拠が乏しい。区民が望んでいるのは税金のムダをなくすことか議員を減らすことか、中味を深める議論が必要だ」(大西議員・区民連合)、「税金のムダ遣いをなくすことイコール議員削減ではない。それ以外にもっとやるべきことがある。議員削減は、精神論でなく議会のシステムをどう担保するかの議論が必要」(三村議員・生活者ネット)などです。また、議員定数の削減そのものには賛成している「しながわ自民」からも、「議員定数の削減を行革委員会で結論出すことが適当か」と疑問の声も出されました。

議会の役割が重要になっている時に、「他区でも削減しているから」など理論もなく議員を減らし議会機能を弱めることがあってはなりません。「言論の府」として議会の真価が問われているのではないでしょうか。

ゆたかの家が初釜

1月29日(日)、ゆたかの家の初釜の催し(写真)が行われ、日頃ゆたかの家を利用している方々など30名が参加しました。ゆたか調剤薬局の志田恵子さん、東京民医連の前沢淑子さんがお手前を披露。参加した方の多くは、私(みやざき)も含め、作法を教えてもらいながらの慣れない手つきでしたが、おいしくいただきました。この日は寒さも和らぎお茶とお弁当で楽しいひと時を過ごしました。

たかの家の初釜は、昨年まではゆたかの家で行っていましたが、参加者が増えたため今年はゆたかシルバーセンターを借りての開催となりました。