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2006年3月12日発行 第521号 |
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障害者の補聴器電池代補助まで廃止!! 日本共産党区議団は予算議会開会中の3月2日(木)、区政懇談会を開催。あいにくの雨でしたが40名が参加しました。懇談会では沢田区議団長が区政をめぐる問題を報告、私(みやざき)が新年度予算案の特徴を説明した後に懇談、参加者から切実な要望・意見が寄せられました。
懇談会では、ヘルパーさんから「聴覚障害者が、補聴器の電池代の補助廃止に困っている。電池は1個1200円で10日間しか持たない」。また、認証保育園で働く保育士さんは「他の区では認証保育の利用者に補助を出している。品川区も出してほしい」と訴えました。 さらに、「知人が都営・区営住宅を希望しているが入れない。もっと増やしてほしい」。「国民健康保険料や介護保険料が高すぎる。安くできないか」、「近所のお年よりは地震がきたらどうせ死ぬんだとあきらめているが心配」、「本会議で高橋区長は税収が伸びているから区民のくらしは良い方向だと答弁したが、とんでもない」―など、日本共産党は寄せられた要望実現へがんばります。 品川区が旧「松崎学園」売却。ディケア併設で事業を継続 夏季臨海学園として利用されてきた「旧松崎学園」が、いよいよ民間企業に売却されることになりました。買主は横須賀市を中心に活動しているシルバー産業で、今後も引き続き温泉付き保養施設として営業するほか、ディサービスにも活用する方針です。価格は土地、建物、温泉の権利(2口分)をふくめ7400万円。 松崎学園は、69年に西伊豆・松崎町の土地を品川区が取得。72年に区内の中学生の夏季臨海施設および一般区民保養施設として開設しました。しかし、高橋区長が84年に松崎学園を廃止、「有料老人ホーム」への利用変更計画を打ち出して父母らが反発、日本共産党も松崎学園の継続を求めて運動をすすめました。地元・松崎町も老人ホーム構想に反対して高橋区長が計画を取りやめました。 その後、松崎学園の跡地と施設を松崎町が借り受けて、95年に町営の温泉宿泊施設「サンセットヒル松崎」としてオープン。品川区の国保指定の施設として区内の利用も多く、地元の町民からも愛されてきました。 しかし、施設の老朽化にともなって修繕の必要がでてきたにもかかわらず、品川区は松崎町からの修繕要望に応じず、大家としての責任を果たしてきませんでした。そのため、松崎町が独自予算で修繕してきましたが、ついに品川区との契約解除。品川区がシルバー産業への売却となったものです。 昨年、区が売却するとの意向を説明した際に、私は松崎町の意志を尊重してほしいと注文していました。今回(2月27日)、区議会総務委員会では区側から、@売却先のシルバー産業は施設、従業員の雇用を継続する、A松崎町もここへの売却を望んでいるとの説明があり、了承しました。 かつて松崎学園の存続を求めて運動した方は「子どもたちの施設がこういう結末となったことは残念、区は経過を説明してほしい」とのべていました。
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