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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2006年6月4日発行
第532号

品川区議会が臨時会議会が新しい体制に
自・公・民らでオリンピック招致決議

品川区議会は5月30日、臨時会を開催し議長選挙および常任、議運、特別の各委員会委員の任命と正副委員長互選、議員選出の監査委員の選任などを行いました。また、自民、公明、民主らが2016年開催のオリンピックの東京招致決議を提案、多数で押し切りました。

今年度、日本共産党議員の委員会担当は表のとおり。私(みやざき)は建設委員会、議会運営委員会および自治制度特別委員会の副委員長を担当します。

  なお、日本共産党区議団の役職では新しい団長に南恵子議員、副団長に菊地貞二議員が就任しました。今後1年間この体制でがんばります。

新議長に塚本利光氏

区議会臨時会では議長選挙が行われました。これは原雅美議長の辞任に伴うものです。選挙の結果、塚本利光議員(自民)が新議長に選出されました。また、議会選出の監査委員には鈴木真澄(自民)、本間隆(民主)の両議員が区長から提案され全会一致で承認されました。

今回の議長選挙にあたって、日本共産党は議長選立候補を表明していた塚本利光議員に対し政務調査費の使途基準や費用弁償制度の見直し、海外調査のあり方など議会改革の議論を進めるよう要望しました。

  また、監査委員の選任にあたって私は議会運営委員会で、自民党による政調費の飲食への流用問題で、当時の監査委員が住民からの監査請求に「問題なし」との結論を出したため裁判になった経過を指摘。新しく就任する監査委員は厳しい態度で監査するよう求めました。

オリンピックの東京招致決議に、日本共産党は反対しました

今回の臨時議会に自民・公明・民主らが提案した第31回オリンピックの東京開催を求める決議に対して、日本共産党区議団は反対しました。日本共産党はオリンピックそのものに反対ではありません。しかし、3つの環状高速道路建設や破綻した臨海部開発など大規模開発のムダ遣いをセットにするのは認められません。詳しくは次週のニュースでお知らせします。

子育て支援特別委員会の提案に自民が反対。少子化対策の海外調査は何だったのか?

今年度、どのような特別委員会を設置するか――4月の議会運営委員会で議論されました。

  特別委員会は、その時々の住民の関心事や行政に問われている課題解決のため議会が主体的に判断し設置するもので、日本共産党は「子育て支援特別委員会」の設置を提案しました。さらに共産党に続いて無所属の会と生活者ネットも少子化対策の特別委員会を提案。議会の3会派が少子化・子育て問題での特別委員会で一致したのです。しかし、自民、公明、民主が自治制度、行財政改革、街づくりの現行の3委員会に固執。結局、少子化・子育て問題での特別委員会は実現しませんでした。

  自民党は議論の際、「少子化対策は国の仕事だ」と3会派の提案に反対したのです。自民党は昨年12月、民主党とともに「少子化対策」の調査と称してストックホルムにいってきたばかり。一人あたり70万円の予算です。何のための海外調査だったのでしょうか。

  海外調査では「少子化対策」を口実にするが、区議会で議論しようという提案には「少子化対策は国の仕事」だと反対する―政調費での飲み食いに反省がないことといい、自民党の横暴勝手は目に余ります。