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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2001年1月21日発行 第910号 |
東京の福祉…最高から最低水準に
臨海開発推進、福祉切捨て どう思いますか、石原都政! 「私は石原知事に一票入れたが、裏切られた。やはり自民党と変わらない」…新年会で高齢の方が怒りを込めて語ってくれました。石原知事の人気は高いが、実態について考えてみました。 石原都政 たしかにジーゼル車の規制や銀行の外形標準課税は共産党が実現を求めてきたものであり評価できるものです。 問題は、その裏でシルバーパスの全面有料化、寝たきり手当て(月額5万5千円)=3年で廃止、老人医療助成=6年で廃止、重度心身障害者手当て=所得制限など東京の福祉に大ナタを振るったことです。下の表をご覧下さい。老人医療助成やシルバーパスで見ても、主要都市では実施している自治体が大多数。東京の福祉は全国一から最低水準に落ち込んでいます。 石原都政は典型的な自民党型政治 その一方で、臨海開発や幹線道路をいっそう進めていることです。石原知事の「都政改革ビジョン」(2000年12月)では臨海開発を「国際的な情報発進拠点」として推進、「16万坪」(旧有明貯木場)の埋め立て工事をすすめる、としています。さらに「環状メガロポリス構造」づくりを明らかにし、首都高中央環状線、外環道路、県央道など三環状道路、第二湾岸道路建設など大型道路建設も目白押しです。これでは財政破綻の深刻化ばかりか、福祉など都民施策にしわ寄せされることは明らかです。 石原都政はムダな大型公共事業で財政破綻、その付けを社会保障の切捨てで国民に回す、典型的な自民党型政治だと思うのですが、みなさんはどうお考えでしょうか。 |