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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年3月11日発行
第917号


大崎2丁目8・9番地開発は中止を
違法地上げに税金47億円
区…千代田生命の迂回融資、後押し

 「千代田生命、フジタが中心となった開発は直ちに中止を」…3月1日、私は一般質問で、違法な迂回融資で地上げした大崎2丁目8・9番地の開発問題を追及しました。
 「千代田生命にの地上げを区としてどう思うか」との私の質問に、中野京治都市整備部長は「地上げについて申し上げる立場にない」と開き直りました。

どう思いますか
住民追い出しの大型開発
10年間に130名も減少


この住宅地に30階建の超高層ビル(開発予定地)

 品川区の来年度予算案には大崎2丁目8・9番地の再開発補助金1億3,200万円を計上、秋には都市計画決定を予定しています。1・5ヘクタールの土地に地上10階と20階の事務所棟、地上38階の住宅1棟を予定しています。

 私は、「この開発予定地は千代田生命が違法な迂回融資(毎日新聞昨年12月報道)をもとにダミーの不動産会社アズマ建設企画社を通じて地上げした土地だ。バブルの際、地上げが、どれほど住民を苦しめたかを考えるべきだ。違法資金を使っての地上げに都市計画決定を行い、数十億円の税金投入するなど言語道断だ。直ちに中止すべきだ」とし以下4点の質問をおこないました。

 中野部長の答弁は次のとおりです。
 一、開発の目的は都の大崎副都心計画の中心業務地として、また老朽化、密集しているした住宅地の整備、改善をはかるものだ。
 一、再開発の総事業費は360億円、補助金(税金投入)47億円を予定している。
 一、地区内の居住者は十年前は440名、現在は310名になっている。
 一、千代田生命の地上げについては。区は土地利用を考えるだけであり、それをどのように定めるかは民間が考えることであり区が申し上げるべきことではない、と述べました。

大崎2丁目8・9番地土地所有の状況(単位 平方メートル)

所有者 フジタ・あずま企画(千代田生命) 千代田生命 個人所有地
所有地面積 10000 1600 ビル 1500

11600(千代田生命 持分80%) 1500