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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2001年4月22日発行 第923号 |
368人も待っているのに足りている 「品川区は特別養護老人ホームの待機者が三〇〇人位いると広報『しながわ』で読みました。特別擁護老人ホームを建設し待機者全員を入所させて下さい」…これは私のところに送られた手紙の要旨です。特養ホーム建設は区民の強い願いにもかかわらず、品川区は建設を拒んでいます。 あらためて特養ホーム建設問題を考えてみました。 高額所得者も低所得者も入れる特養ホーム建設を求めます 飯沼議員(共)は特養ホーム増設問題を予算委員会の総括質問で取り上げました。新美高齢者部長は「特養ホーム希望者(待機者)は3月で368人で平成11年の380人と比べても横ばい。現在7ヶ所572床あり、ニーズに対応していける。今後は新しいタイプの、ケアハウス等を建設したい」と答弁しました。 本当に特別養護老人ホームは足りているのでしょうか。私は2つの点で問題があると思います。 1つは、待機者が横ばいというが、昨年5月は186名、10月には311名、今年3月は368名と実際は急増しています。そればかりか品川区は介護保険導入前の1998年には待機者が460名いたのに399名に削ってしまいました。厳しい基準で待機者の資格を奪い取りながらなお、急増しており、特養ホームはとても足りているといえません。 区側の説明によると荏原成果市場跡地(西五反田3)の建設中のケアハウスの利用料は20〜29万円。一体どれだけの人が利用できるのでしょうか。区は「病院の個室と比べても決して高くない」というのですが。 ケアーハウスもいいが高額所得者も低所得者も入れる特別養護老人ホームの建設こそ、急ぐ必要があると思います。
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