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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年9月2日発行
第935号


党区議団…神戸長田地区を調査
公園が延焼止めた!
安全なまちづくりに貴重な教訓となりました
 「公園が延焼をとめた」…日本共産党品川区議団(7名)は、8月23日、神戸市の長田区に阪神淡路大震災に関する視察を行いました。震災から約6年半経過した現在、震災時の状況、復興にあったての話が聞け、大変勉強となりました。


鷹取地区の土地区画整理を調査。 鷹取地区の延焼を止めた大黒公園、樹皮が焼け焦げている。

地震から火災発生まで3時間、力をあわせ被災者救出

 現地では、復興のための区画整理や再開発事業が急ピッチで進められていました。午前中は、長田区の大正筋商店街周辺、午後は鷹取(東第2地区)地区を調査しました。
 大正筋商店街周辺は大正、昭和初期の家並みだったため木造住宅が密集し、大火災のおきたところ。議員団は独自に町並みを見ることとしました。しかし、たまたま復興事業を進めている「久二塚6まちづくり協議会」の桐田善夫副会長と出会い詳しく現地の状況を聞くことができました。
 とくに「地震から火災発生まで3時間あり、その間救出に力を合わせた」「空き地と新築の耐火建築住宅のところで延焼はとまった」など貴重な教訓を聞くことができました。
 午後は神戸市都市計画局の案内で鷹取第二地区の土地区画整理事業について現地調査をしました。 この地区は全壊・全焼、半壊91%にも達しました。「6mの市道拡幅など区画整理をおこなっている。一般の減歩率25%は零細地権者が厳しく9%に緩和している」「大黒公園で火災が止まった」などの話を聞くことができました。

戸越、荏原北、旗の台地区
空地、不燃化を

 長田区は品川の木造住宅密集地域の荏原・戸越地区と比べても道路も広く整備されていたのにこれだけの大災害となりました。
 いずれ「東京に大地震の発生」が警告されています。
 被害を最小限にとどめるために長田区での教訓を生かし、品川の住宅密集地区の家屋の不燃化、道路や公園の整備を進めるよう全力をつくしたいと思います。