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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2002年1月13日発行 第953号 |
「仲間が具合が悪い助けてやって」
危機にさらされるホームレス Iさんはとりあえず緊急入院できたが 「知り合いが体調崩しているので相談に乗って欲しい」…昨年12月29日のことですが、ホームレスのHさんから相談を受けました。救急車を呼び入院はできましたが、あらためて厳しい寒が続くもと、ホームレス支援対策が求められています。 なんで人間扱いしないのか Hさんは「仲間のIは血を吐き3日間食べられず、血便が出ている。足から水が出ている」とのこと。私はHさんと五反田駅の地下鉄構内へ直行。そこには10人ほどの方が座っていました。Iさんは60才、顔には黄疸症状がでて、一目見ただけでも重傷だということがわかりました。私はIさんに「このままだと死んでしまうかも知れない。病院へいこう」というと素直に了解。駅前の交番から区役所に電話し、緊急保護と入院の手配を頼みました。救急隊の方は「肝臓がやられているようだ。足は細菌が入り感染している。すぐ入院が必要だが、なかなか受けてくれる病院がないんですよね」と私に語っていました。 リストラ、倒産がきっかけ 50代後半と思われる人がIさんに「片付けは心配しないでいい。あとは我々がやるから」と世話をしていました。「あなたはなぜ路上生活になったのですか」と聞くと「5年前、リストラされいろいろがんばったがだめだった」。紹介してくれたHさんは夕方から夜にかけてリヤカーで焼き芋を売っていますが「Iが具合悪く俺の家(ダンボールハウス)を貸して、俺はカプセルホテルに泊まっていた」とのこと。 |