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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2002年2月10日発行
第957号


日野中を第二日野小に移転
小中一貫校、問題山積み
遠距離通学、小学校統廃合の不安
 品川区の2006年開校をめざた「小中一貫校」構想は、多くのマスコミに報じられました。区内各地で話題になっており、党議員団は5日、指田勝男教育次長に区側の考えを聞きました。

小中一貫校構想
 区立の小中学校を合併し、小中一貫教育をする公立校を新設。区は「一貫した授業で、公立校離れに歯止めをかけるのが狙い」としています。開校の目標は2006年。議会にも関係者の意見も聞かず計画を進めています。

日野中を第二日野小に移転
第一、三、四日野の子供は…

 指田次長は次のように述べました。
一、第二日野小学校と隣の東洋製罐跡地(約800平方メートル)を統合し高層化する。小学校1学年−3クラス、中学校1学年−4クラスとする。現在の総合体育館を建替え一体化する。
二、日野中は廃止、現在の二日野の地に移転する。
三、今後、学区域やカリキュラムをどうするか、について校長、学識経験者、PTA代表などで 構成する検討委員会を設置(今年2月)する。
四、文部省科学省の「研究開発校」の指定を受け、財政面、カリキュラム編成での特例を受ける。

意見も聞かず計画決定
詳細はこれから検討

 私は「小中一環校の是非は今後検討するにしてもあまりに唐突、関係者の意見を聞いたのか」「日野中を移転すると第三、第四日野小など遠い地域の通学はどうなるか」「結局、学区域内の小学校の統廃合が心配される」と区の見解を求めました。
 指田課長は「学区域をどうするかは重要課題だ。詳細は決まっていないので検討委員会で検討してもらう」とのことでした。不登校、いじめ、学力の遅れなど解決が迫られる問題が山積みですが、小中一貫校が問題解決に有効とは、とても思えないのですが。


第二日野小学校。手前の空き地は東洋製罐の所有地。




マンション基礎調査実現
予算900万円

 品川区は2002年度予算案でマンション基礎調査費900万円を盛り込みました。来年度、管理組合の有無、長期修繕積立金の状況など調査。マンション支援するための基礎台帳を作ります。
 マンション基礎調査は、私(沢田)が繰り返し議会で実施を求めてきました。