高橋区長は区民への責任は感じてない?
アルゼンチン国債購入問題
元助役の「独断」強調
3月議会で代表質問しました
私は2月28日、3月定例会初日の本会議に代表質問をおこないました。私の取り上げた問題は(1)文化振興事業団のアルゼンチン債購入問題、(2)大規模開発を見直し公営住宅の建設、(3)本格的マンション対策を、(4)統廃合に道を開く、小中一貫校をやめよの4点です。今回はアルゼンチン債購入問題を報告します。
監査も機能しなかった
区長「損害が確定すれば責任とる」
私は「文化振興事業団という公的機関が格付けBB、投資不的確のアルゼンチン債を買うことは区民の常識では考えられない、危険を承知でなぜ買ったのか」と質問。区長は「低金利の長期化の中で有利に運用するために買った。相見助役が独断で買ったもので私は知らなかった」ともっぱら相見助役の責任にしました。
私は「事業団の規定では「法人の資産は理事長が保管し…」と財産管理の責任を理事長とし、さらに「処務規定」では2000万円以上の契約は理事長決済としている。区民の貴重な財産を1・6億円を紙くずにしかねない危機を招いた責任は免れない」また「区長は本会議場で謝罪の言葉を述べていないのはなぜか」と質問。区長は「理事会で理事長としての監督責任は免れない。債権の損害が確定した段階で責任を考える、」と本会議場で謝罪しない理由を述べました。しかし、事業団は品川区から基本財産5億円のうちの4億7千万円を出資、毎年補助金、委託金あわせて5億円を投入しています。区民の財産を利殖行為で紙くず同然にしたことに、議場で謝罪しようとしないとは、許せないことです。
さらに私は「なぜ監査で外国債購入に意見がつかなかったのか」と質問。高橋区長は「この間、平成12年5月17日と平成13年9月23日の2回開いたが、前者は平成11年の決算で外国債は買っていなかった。13年の時はアルゼンチン債購入に気がついたが値が下がり売るに売れなかった」と答弁しました。
私は「規定では収支決算書の提出に当たり、監事の意見をつけることになっている。13年3月31日付けの決算に監査の意見がついていないことが問題だ」と反論しました。
代表質問は、再質問は1回限りで問題を詰めきることはかなり困難です。今後、総務委員会(共産党委員、宮崎克俊)と予算委員会での集中審議に舞台を移します。
アルゼンチン債問題の抗議先
高橋区長に怒りの声を 電話 (3771)2000
Fax (3777)8080
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