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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2002年4月14日発行
第966号


小中一貫校についての地域懇談会
参加35名、批判相次ぐ
何で堂々とPTAの前で説明しないのか
 「なぜ決定前に意見を聞いたり説明をしないのか。一貫校の是非以前の問題だ」…4月7日に開いた「小中一貫校についての地域懇談会」には35名が参加。品川区の住民無視の小中一貫校の進め方に関し、厳しい批判が相次ぎました。

PTA、同窓生など多彩な参加
  4日野は母校だ。残したい。

 会場となった第4日野小の家庭科教室にはPTA関係者、同窓会メンバーなど多彩な顔ぶれ。20名超えれば、と思っていただけに、35名の参加は嬉しい誤算でした。
 私は冒頭、小中一貫校は一、第1日野や第4日野小の子供が減少し統廃合の不安は根拠があること、二、公立学校でのエリート教育は不平等を持ち込む誤り。今必要なことは30人学級で1人1人にゆき届いた教育の実現。三、PTAや教職員に何の説明をせず決定したことは、住民自治を否定するものだ、と指摘しました。
 参加者から出された主な意見は次のとおりです。
 「子供まで4日野がなくなるの、と心配している。一貫校がいいことだ、というなら、みんなの前でその理由を堂々と説明すべきだ」「質問をしても答えは『今後検討する』ばかり。何も決まっていない」「一貫校に数10億円かけるなら9億円でできる30人学級を実現して欲しい」「一貫校は子供のためを思ってのことではない。4日野小、日野中ともに障害児学級があるが、一貫校では恐らくなくなる。あったとしても通えない」「なんで日野中の先生方にも何の説明をしないのか」「第4日野は私の母校。何とか残してあげたい」

沢田…地域ぐるみの運動にすれ
 ば一貫校計画の見直しは可能

 私は最後に「こんなにみなさんが心配をしているのに、区は満足な説明すらしようとしない。こんな無茶を許してはならない。すでに自民、公明、民主、合同の賛成で基本計画策定の予算決定されたが、地域ぐるみの運動にすれば、見直しをさせることはできると思う。
 桐ケ谷斎場問題で5町会が署名をおこなうなど粘り強い運動で公営火葬場を大井埠頭に作らせることができた。まず小中5つのPTAが団結し、町会や同窓会、地域全体の運動に広げることが重要で、そのためにも一貫校の問題点を地域に宣伝することが重要だ」とのべました。