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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2002年8月4日発行
第982号


開かれた区政に一歩前進
都市計画審議会公開に
10年来の提案が実りました

 「審議会の会議はこれを公開とする」…7月16日開かれた品川区都市計画審議会(区計審)に会議の傍聴を認める施行規則を改正したとの報告がありました。審議会の公開は私が議会で10数年にわたり主張してきたことが実ったものです。

定員は10名、先着順
沢田…傍聴者に資料の配布は

 都市計画審議会は、道路、用途地域、再開発など都市計画を決める大事な機関でしたが、これまで傍聴は認められてきませんでした。施行規則改正とともに取り扱い要綱も制定されました。(1)傍聴の定員は10名、(2)実施は9月1日から。(3)傍聴者は事前に傍聴券の交付を受ける(先着順)。

 私は次のように審議会で質問と要望をしました。

 沢田…区計審の公開は以前より、提案していたものであり歓迎したい。せっかく公開したのだから、傍聴者にたいして審議会委員に配られる資料を配るべきと思うがどうか。
 伊佐都市計画課長…資料は情報公開で請求して欲しい。現状では資料を提供することは難しい。

 沢田…区計審は、まちづくりを進める点でも、個人の権利・義務に関わる重要な決定をおこなう。しかし、これまでは現地を視察することもなく、2回程度の審議で決定することが通例となっている。出来るだけ視察をおこなう、出来ない場合でもスライドをみるなど充分な審議を貫くようお願いしたい。


大崎駅西口地区計画、同中地区再開発を計画決定しました

低層住宅が軒を連ねる百反坂の中地区再開発予定地

 同日の区計審は大崎駅西口地区計画とともに同中地区再開発事業の計画を決定しました。

 中地区は百反坂の北側の住宅密集地域にオフィスビル2棟(17階、10階)、住宅棟1棟(33階)を立てる計画。総事業費360億円で補助金は55億円を予定しています。
 私は、(1)都市計画提案しているのにわかっているだけでも数名が反対しており、住民合意ができていない。(2)保留床を引き受ける企業が決まらず事業採算性に問題がある。(3)中地区の北側にあるソニーが開発時期未定で、中地区の開発はきわめて困難に直面している、と決定に反対しました。