みなさんはいかがお考えですか
議員定数4減を、の主張
行政チェック、議会の役割大だと思います
「区議会議員の定数、4名削減し来年の選挙で実施を」…五十嵐貞平氏名で陳情書が第3回定例会、に提出されました。この陳情は今後、行財政改革特別委員会で審議されることになりますが「財政効率で議員を削減」の考え方は正しいのでしょうか。
アルゼンチン債問題の「決議」
行政の暴走チェックした好例
品川区の法定数は以前は48名でしたが、99年の地方分権一括法で46名に変更されました。品川区の現在の議員定数は42名に変更されました。現状は法定数を4名下回っています。提出された陳情は来年の区議選でさらに38名とすることを求めています。
私は、この陳情に対し2点述べたいと思います。1つは、議会は大事な任務の1つが行政を区民の立場からチェックすることでありそのためには一定の議員数は必要だ、という点です。
今年初めに明らかになった1億6千万円ものアルゼンチン債を購入した問題は、区民から厳しい批判が集中。議会側は集中審議をおこない3月に「低格付債券の購入は不適切と指摘せざるを得ない」との決議をおこないました。議会が行政の暴走を厳しく戒めたもので議会がその役割を果たした好例です。第3回定例会で明らかになったのですが87年に都から区が再開発用地として7億1200万円で買った土地が、まともに開発事業に使われず民間企業に貸付。現在の地価は下落し3億円もの損害が生じました。また、一般会計だけでも1200億円にのぼっているもとで区民の暮らし、福祉充実のために議会が行政をチェックし無駄をなくすことは議会の重要な任務だと思います。私は定数削減でなく、議会が本来の役割を果たすことこそ、いま求められていると思います。
議会として海外視察など見直しを
2点目は、議会自身の経費削減に努める問題です。
不況がとりわけ厳しいもとで「議員が多すぎる」との声は大きくなっています。議会自身が、経費を削減できるところは思い切って見直すことが必要だと思います。
海外視察の見直し、政務調査費と食料費のあり方、役職手当のなど区民の意見を聞きながら大胆な改善が必要だと思います。
|