2003年度予算案(概要)
開発突出さらに
2月2日、2003年度品川区の予算案概要説明が党議員団にありました。区側からは中尾根企画部長ほか5人、党区議団からは8人の区議と中塚亮青年学生対策部長9名が参加しました。
一般会計の財政規模は1282億円、前年対比3・7%増。予算分析はこれからですが、特に目立った問題点を報告します。
大型開発に18億円の補助金
あらたに大井町広町地区開発
第一の問題は区民税収入を対前年比5・3%増、321億1千万円を見込んでいる点です。これだけの不況で区税収入が伸びるとはとても考えられませんが、区は税収増の見込みを「区民住宅建設などにより中堅所得層が増えた」ことをあげています。厳しい区民税の取立てにつながらなければよいと思います。
第二は、あいも変わら開発突出型となっている点です。大崎東口第三地区(大林組、日本鋪道)に17億円、同西口の中地区(フジタ・アズマ)に補助金1億円の投入。さらに現在大井町駅隣接のJR社宅の場所に広町地区開発計画を打ち出し、協議会経費として384万円を計上している点です。 第三は保育園給食の民間委託新たに9園拡大(計28園)、大崎職員待機寮跡地に公設民営化型の幼保一元化施設建設などとりわけ保育事業で民間委託・民営化を一段と進めている点です。
一方、党区議団がこれまで要求し、区民のみなさんと運動をした問題で実った点もあります。
「学童保育クラブ育成室にクーラー設置」「乳幼児医療費助成制度の対象拡大」「小学校(9校)中学校(1校)の校舎耐震診断の実施」などです。
今後前進施策について何回かに分けて報告します。
学童クラブ(センター併設館)
18育成室にクーラー設置
長年の願いだった、学童保育クラブの(児童センター併設館)育成室に今年360万円の予算でクーラーが設置されます。
これまで「クーラー設置を求める請願」が議会に2回出されましたが自民、公明、民主、合同の反対でいずれも不採択。しかし小中学校の普通教室全部にクーラー設置が決まると一変。昨年9月に品川区学童保育連絡協議会が提出した「学童保育クラブ育成室へのクーラー設置を願う請願」がの厚生委員会で全会一致で主旨採択されました。これは区民の運動と党区議団の議会での取り組みが実ったものです。
|