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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年3月9日発行
第1012号


小中一貫校計画反対、30人学級求める請願
自、公、民、合、不採択
すべての事業で区民の声を聞けば行政は停滞するだけ?

文教委員会は3月3日、「小中一貫校の建設計画を中止し、その費用で30人以下学級の実現、施設整備の充実を求める請願」(代表 内田ユリコ、署名数は2350)を審査。自民、公明、民主、合同の反対で不採択になりました。残念です。

決定を押し付けるのが自治体のあるべき姿でしょうか。

 私の質問の要旨は次のとおりです。
沢田 昨年決算委員会で教育次長は合意を得る努力をすると約束 したが、その後どのような努力がなされたか」
指田次長…方針を固めた段階でないと説明しても意味がない。教 育課程も決まってきたので今後説明したい。
沢田 結局、何もやっていない。区長は先日の本会議で「区民こ そ区政の主人公。区政が行政や議会のためのものであってはな らない」と述べた。区教委の対応は、区方針か。
指田…区長は精神的なものを言っただけ。すべての事業にで区民 の声を聞けば行政が停滞するだけだ。
沢田…全国で住民投票が広がっている。政策決定以前に住民の声 を反映しようとするものだ。決定を押し付けるやり方 は民主 主義を否定することだ。日野中を移転するのにPTA、教職員 などの意見も聞かずごり押しするのは論外だ。
沢田…なぜ築28年の総合体育館を一貫校に取り込むのか。建設年 次、老朽化したと判断しているのか。
高倉庶務課長…区教委は改築時期が来てい ると判断している。
沢田…30年たたない体育館を取り壊すなど ムダの典型だ。一貫校には至れり尽くせ りの優遇策の一つとしか思えない。
この他、私は一貫校建築費、30人学級問題などを質問。採決では自民、公明、民主、合同は不採択、私は採択を主張しました。


残念な高星議員(民主)の態度
自民、公明とともに不採択に賛成

 残念なのは、民主党の高星議員の態度です。これまで日野中移転計画に反対していたのに「請願提出者の窓口が都教組品川支部になっていた。共産党系の組合であり、政党色が入っているのは残念でならない」と述べ不採択に回ったことです。
 私は、教育の現場に建つ教職員組合こそ、よりよい教育のために住民と一体となって意見をいい、運動すべき時だと思います。