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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年6月22日発行
第1022号


日本共産党区議団、区長に緊急申し入れ
特養ホームの建設を
高橋区長…「検討」を約束

 日本共産党区議団は13日、高橋区長に「区民生活を守る緊急要望書」を提出しました。区長は懇談の中で消極的発言が目立ちましたが「要望について検討する」と述べました。

 当日は区側から高橋区長、浜野助役、中尾根企画部長、議員団は7名全員が参加しました。

700名入所待ちの特養ホーム
このままでは23区中18番目に

 今回の申し入れは、選挙中に公約@特養ホーム建設、B30人学級の実現、B乳幼児医療費助成制度の所得制限撤廃の三点。いずれも緊急に実現が求められているものばかりです。

 区長は「現在許可となる個室を前提とした新型特養ホームは運営では赤字必死。とてもできない」と発言。「他区では新型を建設している。なぜ品川でつくれないのか」の指摘に、区長は「遅れた区が今になって建設している」と主張。

 高齢者人口対比で特養ホームのベット数を比較すると品川区は23区で18番目で後進区となってしまいます。

 「乳幼児医療助成の所得制限をしている区は品川と足立のみ。足立は来年、撤廃を決めている。23区で品川のみ、とになる」との指摘に、区長は「乳幼児医療助成はもともと福祉だから所得制限導入は当然だ」と持論を展開。

 
要求書提出後懇談する党議員団

乳幼児医療費助成
所得制限は品川区のみに
共働きをすると基準を超える

 私は「乳幼児医療費助成は、福祉としてだけでなく子育て支援の立場から取り組まれている。高額所得者というが共働きすれば所得制限は越える。その人たちは高い税負担に加え、高家賃に苦しんでいる」と改善を求めましたが「今年所得制限の緩和を行った。当面、現状を続けたい」というのみでした。

 なお、30人学級の実現に関連して私から「学力テストの成績公開は、学校序列化、競争教育が進むのではないか、など関係者から不安が出されている、見直しが必要ではないか」との要望に、区長は「教育委員会が決めることだ」と明言を避けました。