沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

　「会社から退職を強制されているが、違法ではないか」…こんな相談がＡさんから寄せられました。労働者を勝手に解雇するリストラが横行しています。「会社を辞める様に言われた」「遠距離転勤の強要」などの問題がありましたら、ご連絡ください。

「解雇しなければならない経営状態」になければ違法です

　Ａさんは、党議員団のホームページを見て相談の電話をしたとのことです。「35年勤めた会社が2年ほど前から、猛烈な人減らしをおこない1000人いた労働者は450人、半減以下に。これにより会社の業績はＶ時回復した。それなのに会社は希望退職という事実上の退職を強要された」とのことでした。

整理解雇の4条件（最高裁判決）

　私は「35年も働いてきたのに会社のやり方はひどい。会社のやり方は整理解雇の要件を満たしていない違法行為だ。最高裁判決は「企業が経営上の理由で整理解雇をする場合、4つの条件が満たすこと、としている。
　それは

1. 解雇を回避するために、あらゆる努力がつくされたか。
2. 解雇の人選基準が合理的であり、その適用基準も合理的であるか。
3. 労働者および労働組合と事前に協議を尽くすなど、解雇にいたる手続きに合理性・相当性があること。
4. どうしても整理解雇しなければならないなどの経営状態にあるか。

　私はＡさんの場合とくに4の整理解雇しなければならない経営状態…を満たしていない、と思う。個人でも入れる労働組合があるのでとりあえず相談をしてみたら…、と紹介しました。

車両通行禁止の看板設置

北品川1-23付近の路地

　本紙1025号で報告した北品川商店街と交差する路地の入り口と出口に車両通行止めの警告看板が設置されました。なお、品川区から品川警察署にも違反車両をチェックするよう要請されています。

ご相談ごとは3447-0295（日中は5742-6818）またはＥメールsawadajeiji@ybb.ne.jp沢田までお気軽にどうぞ