日本共産党品川区議団TOPへ 「沢田英次区議会報告」目次へ |
沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2003年8月31日発行 第1031号 |
親の願い、社会の要請にも反したもの 品川区は8月26日の文教委員会で「学童保育クラブ(以下、学童ク)9施設を来年4月にスマイルスクール(以下、スマイル)に再編する。従って9学童クは閉鎖する」と発表しました。 私は、「学童保育をなくせば、親は安心して働けない。親の願いにも子育て支援にも反する」と厳しく批判しました。 閉鎖は新たなかぎっ子を生む 閉鎖予定の学童クは宮前、西品川、荏原南、源氏前、西中延、伊藤、城南第二、城南、鈴ヶ森の9施設。 区の閉鎖の理由は「スマイルは放課後、全児童を対象におこなっている。学童クの事業を包含しているのでスマイルに再編し学童クを廃止する。学童クの子どもにとってもサービスは向上する」と述べました。 私は「学童クは親の就労と、子どもの生活・安全を保障する施設だ。親の心配は、子どもが日中無事にすごしているか、だ。子どもがスマイルに行きたくない、と言った場合、その子どもは自宅に帰れ、ということか」と質問。区側は答弁できませんでした。 私は「学童以外の子どもはスマイルに行きたくなければ両親のいる自宅に帰れる。学童クの子は親がいない自宅に帰ればかぎっ子になる。学童クでは体調が悪ければ畳の部屋で横になり休めたし、指導員が受け止めることができた。スマイル再編で子どもは2倍以上にになるのに職員体制も手薄でそれができない。一体どこがサービス向上といえるのか」と批判しました。 最後に私は「区の第三次長期計画では「保育需要に即した適正配置をはかる」としている。長年の住民の運動でつくった学童クを、父母に説明もせずに閉鎖するとは断じて認められない」と述べました。 |