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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年9月14日発行
第1033号


中小企業は崖っぷちに
共通して出された 景気回復願う声
共産党区内各団体と懇談

 「商店の7〜8割はやめたいと思っているが、止めるに止められない」…共産党区議団は、9月議会を前に商店街や工場、建設労働組合など各団体の役員の方と懇談していますが、どこも深刻な経営危機や厳しい生活の実態が語られました。

優秀な人材を望んでいる。区も力を貸して欲しい。

 ある商店の方は「にこやかな店主も敷居をまたぐと下をむく。その先にはロープがある、これは冗談半分だが語られているのが実態だ。10年前の売上は半分に落ちた。商店の多くは崖っぷちに立たされている。とにかく景気を何とかして欲しい。大型店の酒の値段は、酒屋の仕入れ値よりも安い。規制緩和は、大手企業のためになっても零細商店のためにはなっていない」と述べていました。共産党はどうしたら景気回復をするのか熱く語って欲しい」と述べました。

 一方、工場協会の役員をするんNさんは「協会加盟は5年前230社だった工場は180社になった。中国への生産シフトが中小の仕事を奪っている。経営は厳しいが優秀な人材が欲しい。大卒の募集をしても応募がなく去年やっと一人きてくれた。区として優秀な人材が区内工場に働くよう力を貸して欲しい。また労働基準法では1割以上の賃金引下げを禁じているが、この点を会社倒産という事態を回避するためにも改善して欲しい」。

 建設労働組合のみなさんとの会談では「共産党が小中学校にクーラー設置を実現し中小建設業に仕事を回すよう努力したことには感謝している。しかし、予定価格に対する落札価格は65%だ。これでは現場で働いている人に賃金は一日1万5千円に満たない。現場で働くものがどうなっているか、区の発注する公共事業が調査をして欲しい」。
 今回の一連の各界との懇談は、生活や経営の厳しさがこもごも語られました。また、議会活動にとって貴重なご意見をいただきました。出された意見、提案が来年度予算編成に反映されるようがんばります。