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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年11月23日発行
第1041号


御殿山地域(北品川4丁目)
第一種住専に6階建て
建築主 三菱商事、東急不動産

 御殿山地域にに地上6階142戸の大規模マンション(仮称ー御殿山マンション)の建設計画が進められています。地域では「開発道路を私道に接続しないで」「第一種低層住居専用地域(一種住専)を守って」の署名と運動が広がっています。

誰もが10mを守っている
6階を認めればまちは壊れる!

 同マンションは、元ミャンマー大使館が所有(北品川4ー8)していたJRの線路に接した約8600uの敷地。総合設計制度により地上6階、地下2階、高さ19m、駐車場107台と大規模な計画となっています。これまで2回説明会が開かれましたが、二つの大きな問題点があります。

 一つは、この地域は第一種住専で「良好な環境を保護する」地域であり、6階建てを認めれば地域のまち並が壊れる不安です。

 地域のみなさんは高さ10m以下を守っているのに、今回の19mの建物をを認めれば地域の第一種住専は足元から脅かされます。

 12年前、「第一種住専を守って」の請願を区議会に提出し、全会一致で可決しました。品川区は住宅マスタープランに「第一住専を守る」と明記しました。

 三菱商事など建築主は「総合設計制度による緑地拡大で環境は改善される」と主張しますが、森ビルの御殿山ヒルズでも第一種住専は削られ、細まる一方です。 

  もう一つは、品川区は、同マンションの南側私道にJR側の開発道路をつなげるよう指導していますが、南側住民は交通上の安全、環境が悪化すると強く反対していることです。私道なのに開発道路と無理やりつなぐことなどはあってはならないことです。

 住民の皆さんは「御殿山の環境を守るためにも総合設計の許可を下ろさないで」と都知事あての陳情署名を進めています。