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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2004年2月15日発行
第1052号


2004年度予算案特集 No.2

来年1月から実施
小学生の医療無料に
保育団体・共産党…対象拡大要求

 品川区は来年度予算案に「子どもすこやか医療費助成制度」(仮称)を新設、小学生の医療を無料化します。保育団体、共産党区議団は、乳幼児医療費対象拡大、所得制限の撤廃を求めてきました。

中学生まで対象拡大を
先進国は16〜20才医療無料

 乳幼児医療助成制度は0歳から就学前まで13687人を対象としてきました。新制度では小学校1年から6年まで10652人を新たに対象とします。医師会などと協議をするため、実施は2005年1月から、となります。

 なお、乳幼児医療助成制度、すこやか医療費助成制度ともに所得制限を(収入1000万円未満)導入し1割の世帯を対象外にしています。来年1月から3月までの必要予算は9700万円、年間を通して3・6億円の予算が必要となります。

 国際的に見るとドイツ、イギリス、イタリア、カナダなどは16〜20才まで無料化になっています。今後は23区で唯一導入している乳幼児医療助成制度の所得制限撤廃、中学生まで医療助成制度を拡大するようがんばります。

「子育て支援」掲げるなら学童保育全廃、保育料値上げをやめべき

 「子どもすこやか医療費助成制度」はマスコミに大きく取り上げられました。多くの父母から歓迎されていることは当然です。しかし、前号でもお知らせしたとおり品川区は来年度から保育料を3年間に27%の値上げ、学童保育クラブ38館全廃を予定。「子育て支援を」を掲げるなら23区どこもやらない負担増、切捨てをやめるべきではないでしょうか。

路上生活者実態調査

 ホームレスの施策に生かすため路上生活者実態調査、319万円が計上されました。

 これまでの同調査は国、都がおこなったものですが、区独自でおこなうのは初めて。

 予算が決まれば4月早々にも実施する予定です。NPOまたは研究団体に委託する予定です。

 私はたびたびホームレス対策を議会で取り上げてきましたが、一歩前進しました。