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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2004年7月25日発行 第1070号 |
猛暑39.5度 巨大再開発止めよ 猛暑が続いていますが20日、東京の最高気温39・5度を記録。全国でも2000年の富山に次ぐ記録だそうです。東京は年々人間にとって住めない町になっているように思えてなりません。 ヒートアイランド現象の原因となっている開発は中止をすべきです。 再開発は大企業の要請 一方でクーラーもない高齢者世帯
20日は夜になっても気温は下がらず、最低気温は30・1度、東京では初めてだそうです。猛暑の原因にフェーン現象との報道がありますが、近年の猛暑続きの背景にヒートアイランド現象があることは明らかです。 左の表をご覧ください。東京の平均気温は100年間に2・9度上昇しています。その原因には地球温暖化の影響とともに、道路の舗装、ビルや車などの廃熱の増加、緑地の減少など相互に影響。真夏の太陽エネルギーを蓄積し、平均気温を押し上げています。同時に海風を遮断した街づくりの影響も忘れてはなりません。汐留再開発、品川駅東口開発、天王洲開発、東品川4丁目開発などの超高層ビル群が東京湾と内陸部の間に立ちはだかっています。 あるテレビ局は「汐留再開発ビルの海側よりも内陸側の気温が3度も高い」と報じていました。東京都、品川区が進める再開発計画が海風が内陸部の気温を冷却する機能を低下させています。 「開発で品川駅は生まれ変わった」「近代的な町になった」と開発の効果が宣伝されていますが、結局は大企業の企業活動にの要請にこたえたもの。その一方で、都内で1日48人もが病院に運ばれる、このような東京の環境破壊をこれ以上続けていいのでしょうか。 あるヘルパーさんが言いました。「区内にはクーラーもないお年寄りが少なくありません。こんな暑さの中で病気になって当然です」…。 |