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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2005年2月27日発行
第1096号


小中一貫教育は子供たちのためにならない
習熟度教育は連帯を破壊
学力もつかない、人格形成にも悪影響

 「競争・先取りの小中一貫教育でなく30人学級の実現で確かな学力を」…23日、第一回定例会二日目、私は代表質問をおこないました。小中一貫教育の問題についての質問内容を報告します。

この教訓を学ぶべきでは
共同学習進めるフィンランドが断トツトップ   OECD学力テスト

 私は、小中一貫教育の問題点を二点指摘しました。

  一つは小中一貫教育は習熟度別教育(能力別教育)を徹底し「できる子」には優越感、「できない子」には屈辱感を与えて、学びに一番必要な子供の連帯、信頼関係を破壊しかねない。子供たちは「できない子」のクラスを「ダメクラス」と呼ぶこともある。二つ目の問題点は前倒し詰め込み、教育です。中学3年の漢字(書き)を小学5年生で終える、小学校6年の算数で中一の負の概念を学習、中三で高一で学ぶ虚数を導入、などです。

 前倒し、詰め込み教育は、勉強嫌いの子どもをつくるだけだ。学びを厳選し、わかることの楽しさを実感してこそ、自ら学んでいくことになる。

 OECDの国際学力テストで日本はトップから中位に転落。NHKは「3年前は全国で習熟度別学習導入は3割台だったが、現在は7割台に拡大されている。ここに問題はなかったのか」と報じた。前回に続きトップに立ったフィンランドは習熟度別学習を排し「できる子」も「できない子」も一緒に学ぶ共同学習をしている。世界の教育研究共同学習が学力の面でも人格形成の面でも優れている、が主流だ。欧米で習熟度別学習は少数派となっている。習熟度別学習を徹底する小中一貫教育は中止し、30に学級実現こそおこなうべきだ。

 若月教育長は「習熟度別学習は、能力別学習ではなく、子どもにも教師からも歓迎されている」と論証なしに自画自賛。30人学級についても実施しない」と答弁しました。

習熟度別学習…能力別学習の1つ。成績によりグループ分けし算数、国語など特定科目の授業をおこなう。


ご協力ありがとうございました
新春のつどいに100名参加

 2月20日、沢田英次事務所、ゆりかもめ後援会共催の新春のつどいには、時折小雨がぱらついた天気にもかかわらず、100名の皆さんが参加しました。青年の「ロックそーらん」で幕開け。腹話術、手品、歌声と楽しい催しになりました。 秋田かくお都議、藤田美佳都議予定候補も駆けつけました。