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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2005年5月22日発行 第1106号 |
第2次世界大戦は間違っていない? 「あの戦争で日本が悪いことをした、と教えることはよい教育ではない」…この発言は5月16日文教委員会で中学生の教科書採択問題の議論で、民主党の大西光広議員の発言です。 日本が起こした第二次世界大戦を侵略戦争と認めないこの発言が民主党から出されたことに大変驚きました。 侵略戦争の過ちを認めなければ子供たちは21世紀に生きていけない 当日の委員会では「来年から使用される中学校の教科書を8月上旬までに決定したい」としその手順・方法などについて理事者から説明がありました。 私は、「新しい歴史教科書をつくる会」が作成した歴史教科書について次のように指摘しました。 「つくる会の教科書には第二次世界大戦を自存・自衛の戦争、アジアを欧米の植民地支配から独立させる目的、と徹底して美化している。それは首相の靖国神社参拝とともに中国、韓国の反日デモの原因なっている。学校では子供たちに大戦をどのように教えているのか」と質問。区教委は「戦争をアジアに拡大することにより近隣諸国に多大な迷惑をかけた、など事実に基づき学ばせる」と答弁がありました。私は「政府が「つくる会」の教科書を検定パスしたことに中国だけでなく韓国、マレーシアなどアジア各地に広がっている。『あの戦争は正しかった』との教育を受けた子供は、アジアで信頼されないばかりか21世紀、生きていけない」主張。シンガポールでの中学生の教科書(翻訳本)を紹介し、つくる会の教科書を採用しないよう主張しました。 大西議員は私の質問に関連し「沢田議員がシンガポールの教科書を紹介したがそのような事実があったかはっきりしていない。アジア諸国に迷惑をかけたことを教えこむことは間違っていると思う。…日本が加害者と一方的に言うが、日本も被害者だ」と侵略戦争であったことを否定しました。 シンガポールの歴史教科書(翻訳)
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