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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2005年7月17日発行 第1111号 |
保育料他区なみに戻す条例提案 「保育園保育料9%値上げを他区並みに戻せ」…日本共産党は第二回定例区議会で「品川区保育の実施にかかわる条例の改正案を提案しました。残念ながら自民、公明、区民(民主)、無所属の会、ネット・無所属の会の反対により否決されました。 どの党も子育て支援を公約しながら…なぜでしょうか。
本当でしょうか。
(党区議団のアンケートに寄せられた声より)
品川区は、3年間で27%保育料値上げ方針を決定。昨年10月には初年度分として9%値上げが実施されました。これは23区で始めてのことです。党議員団は「子育て支援に逆行する」と議会内外で運動を展開、その結果2年度分の値上げは見送り、画期的な成果をおさめました。今回の条例提案はさらに「9%分を値上げ前に戻す」ことを求めた提案でした。 厚生委員会は7月4日条例案を審査、飯沼雅子議員(共)が提案説明、各委員から次のような意見・質問が出されました。 須藤(自)…他地区で保育料を値上げしない区は少子化が止まっているのか。 山路(公)…品川区は保育サービスを拡大している。保育料が 高い、という声は聞いていない。 川西(区民)…少子化の原因は保育料にあるとは思っていない。 どの意見も合計特殊出生率が品川で0・85にまで下がっていることへの軽視があります。 須藤議員の発言は短兵急。出生率向上は長期にわたる、全面的、系統的支援なしにはありえません。 党区議団はその立場から保育園の増設、子供の医療費無料化、認証保育料への助成、育児休業への改善など繰り返し子育て支援を提案したものですし、保育料を元に戻すこともその一貫です。 山路委員の「保育料が高いというは聞いていない」との発言は、品川区が03年に実施した「少子化に関する区民調査」では「子育てのうえであるとよいものは」の問いにそのが「子育てのための経済的援助」56%トップがとなっています。このことをを知らないのでしょうか。 渋谷区では今年から保育料を30〜50%も値下げするなど、各区は工夫をこらした子育て支援を進めています。なぜ保育料を品川区だけが値上げするのか分かりません。 それにしても住民の代表であるはずの議員が「保育料が高いとの声は聞いていない」とは…。 |