日本共産党品川区議団TOPへ「沢田英次区議会報告」目次へ |
沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2005年11月20日発行 第1124号 |
今年もヨーロッパに調査(視察) 区議会の半数の議員は不参加。そんな異常事態の中、今年も自民、しな自、民主7人の議員がヨーロッパに視察に出かけます。他区は軒並み中止しているのに、海外視察は必要なのでしょうか。 子育て支援にことごとく反対 今回の視察目的は「子育て支援」。フランクフルト(ドイツ)、オスロ(ノルウエー)を訪問します。8日間の日程で、その予算は一議員70万円、この他に議会事務局から一名、区側から児童保険事業部長が加わります。民主・自民は「議員も見識を高めることは重要」「視察の効果は大きい」と実施の理由を述べてきました。本当でしょうか。 たしかに、外国を視察することはそれなりの効果があることは事実です。しかし、品川の区政にどれだけ役立っているかは疑問です。今年で16回目になりますが、これまで海外視察により条例提案や、予算修正がおこなわれたことは皆無です。また「視察先のこの点を提案する」との注目すべき発言もおこなわれていません。 見識を広める程度ならば視察をおこなうべきでありません。 今年の調査目的は「子育て支援」ですが民主党も自民もしな自も子育て支援に逆行ばかりする態度をとってきました。保育園保育料の値上げ、学童保育の廃止(いずれも23区で品川区のみ実施)などに賛成。また、共産党区議団の保育料値下げ、妊産婦の無料検診拡大などの条例提案にことごとく反対してきました。海外視察の調査目的に「子育て支援」を掲げるなら真剣な反省があってしかるべきです。
政務調査費をなぜ充てないのか税金の二重取りの批判も当然 議員一人当たり月額19万円政務調査費が会派に支給されています。議会視察なのに半数の議員・会派が反対、多数決で実施を決めるなどあってはならないことだと思います。 個別会派が、どうしても海外視察が必要と考えるなら、各会派の政務調査費をなぜ充てないのでしょうか。政務調査費が支給されていながら別立てで予算を計上することは、税金の二重取りとの批判がでるのも当然です。 |