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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2005年12月18日発行
第1128号


北品川三丁目に超高層マンション城南中4時間の日影
トウワ総合システムが36階、119m

「近所はせいぜい高くても10階なのになぜ36階建マンションが建つのか」…トウワ総合システムなど三社が共同で計画する「北品川3丁目計画(仮称)」に対し近隣住民から住宅も学校も真っ暗になる、不安の声が広がっています。

総合設計により容積率、倍化
規制緩和が環境、町並み破壊!

山手通りに面した建設予定地

問題の場所は、北品川3-11、アルティァ品川ビルの跡地。東海禅寺の北側、山手通りに面したところです。北側にはマンション・住宅と共に城南中学校、品川小学校があります。

高さ119.9m、36階建てのため、その日影は後半に及びます。とりわけ城南中学校は朝の9時半から午後1時半まで校舎と校庭が日陰となります。

なぜ36階建てのマンションが建つのでしょうか。その背景には規制緩和の一つとして東京都の総合設計制度があります。

公開空地などを拡大すると容積率をアップ、この地域の容積率500%(路線商業) ですが実際には920%にかさ上げされています。一般に適用されない規制緩和により地域や学校に日影をもたらすのですから、十分な説明と住民合意をおこなうべきです。

13日に住民説明会がおこなわれましたが数十名が参加。日影問題などの意見と共に「今後も説明を開いて欲しい」との要望に、事業者は明言を避けました。

この地域には首都高速中央環状品川線の換気塔の設置も予定されており大気汚染など環境悪化が予想されます。

日本共産党はみなさんと共同し、地域の環境を守るためにがんばります。