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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2006年10月29日発行 第1163号 |
学校統廃合に導く学校選択、小中一貫校見直せ 八潮地区の小学校3校、中学校2校の統廃合が決まりましたが、私は決算委員会で「統廃合の原因は品川区が進める学校選択制と小中一貫教育だ。見直すべきだ」と追及しました。 少数校全力支援というが実態は学校統廃合に期待?
区教育委員会(区教委)は八潮での学校統廃合の引き金となった八潮中の入学者ゼロは「八潮固有の子ども減少が原因で学校選択によるものではない」と主張。私は「八潮南中の学区域には住民基本台帳上34名の生徒がいた。どの学校を選んだのか」と質問。学務課長は「生徒がどの学校を選んだかはプライバシイ上いえないが、近隣の学校に行った」と学校選択制が原因となったことを否定できませんでした。 八潮南中は昨年10月には4人が入学を希望。しかし、小規模校になると先生が少なくなり部活もできなくなる。加えて、区が八潮に小中一貫校計画を発表したことにより入学ゼロとなったものです。 長田教育次長は「学校選択により小規模校になっても最大限の支援をする。しかし学校関係者や地域から統合を、との声が出れば検討する」と答弁。区教委自ら学校選びの競争をあおり、少数校をつくりながら「PTAなどから統廃合の声が出れば検討する」あまりに無責任。学校統廃合期待しているのでは、そんな疑問がわいてきます。 今年は内陸部で八潮中の34人より少ない学校が4校もあります。これ以上の統廃合をださせないめに、学校選択制と小中一貫校構想の見直しをするよう全力をつくします。 |