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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2006年11月7日発行 第1164号 |
利用料月額28万円のケアホームより 特養ホーム入所者希望者が450人も待っているのに品川区はこの6年間建設ゼロ。その一方で月額利用料28万円のケアホーム(有料老人ホーム)の建設。私は決算委員会で「特養ホームの建設こそ急ぐべきだ」と求めました。 特養ホームの見解不統一? 私は「区長は特養ホームやグループホーム建設など介護の先進区を訴えていたが高齢者人口に占める特養ホームの定数は0・99で23区中18位、グループホームは20位、老健施設は21位、このことをどう思うか」と質問。 濱野区長は「高齢者人口で計るのはいかがなものか」と反論しながらも「これで充分だとは思っていない。拡充も必要だ」と答弁しました。 私は、寝たきりで入院中のKさんの例を紹介しながら「特養ホームを急いでつくるべきだ。区はケアーホーム西五反田を建設した上、今後さらに2ヶ所増設の方針だ。月額利用料28万円(介護度4、)のケアホームにどれだけの人が入れるのか。月額8万円程度では入れる特養ホームこそつくるべきだ」、と質問。 木下福祉高齢事業部長は「区外を含めると特養ホームは980人が入所しており充足をしている。今後はケアーホーム、グループホームなど多様なニーズにこたえていきたい」と答弁しました。 私は「部長の答弁は区長答弁より後退している。自立で民間の有料老人ホーム入所が可能な人の対策より、所得の低い人も高い人も入れる特養ホームをつくることこそ急がれている」と結びました。
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