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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2006年12月3日発行 第1166号 |
いじめによる自殺予告、品川で2件 品川区教育委員会は27日の文教委員会で「2件の自殺予告の文書が寄せられた」と報告。私は文教委員会でいじめと自殺問題の解決をテーマに質問をおこないました。 「はさみで髪を切られた。自殺 ゼロのはずありません」 区教委の報告は以下のとおりです。「11月17日教育長宛に次のような手紙が届いた。その趣旨は『3学期の初めにもし私が自殺したらいじめが原因だと思って下さい。いじめがゼロのはずがありません。調べてください』とし、手紙には『靴に牛乳が入れられた』『はさみで髪の毛を切られた』など具体例が書かれたいた」とのこと。 もう一つは今朝、中学校の下駄箱に『今、いじめられている。11月30日に死にます』とメモあった。前者はいまだに特定できていないが、後者は、28日の文教委員会で「今朝『僕は考え方を改めます』とのメモが入った」と報告がありました。いずれも区は緊急の全児童との面接、保護者会など対策を講じています。 「いじめられている」と 感ずる中学生253人 私は「自殺に訴える以外になかった子どもの状況に心が痛む。いじめ克服のために学校、家庭、地域が最大限の努力をすべきだ」と主張。また区の全校調査(右下の表)で「いじめられている」感ずる子が中学で253人(6・1%)に達している。その背景には、学校選択、学力テストなど競争教育の広がりがある。子どもたちはそのストレスを他の子に向けているのでは。少人数学級を実現し、競争から学びあいの教育の転換をすべきだ」と追及しました。
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