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沢田英次(前区議会議員)2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。 |
2005年4月10日発行 臨時号 |
中央環状品川線子や孫が住み続けられる五反田を 東京都と首都高速道路公団は都市高速中央環状品川線を来年着工の方針です。11町会32000名もの計画見直しの署名を無視し、環境への影響をまともに検討しないままの着工は許されません。 私は皆さんと力を合わせて、計画の見直しをおこなうよう全力をつくします。
首都高速中央環状品川線断面図 品川線計画そのものの再検討を 品川線計画は、様々な問題を抱えています。日本共産党は計画そのものの再検討をすべき、と考えます。主な問題点は次のとおりです。 交通量が2.2倍、取り返しのつかない環境破壊 24時間、トンネル内の排気ガスを除去装置もなしに放出すれば大気汚染は明らかです。都は「品川線の開通で山手通りの車が品川線にまわるので環境は改善される」といいます。しかし、交通量は品川線が完成すると現状の2.2倍の79000台が集中します。また、東京都はヒートアイランドや地球温暖化のまともな調査も対策もおこなっていません。 山手通りの1日当たり交通量
1250億円もの財政投入問題 品川線は公団の民営化にともない都が事業の半分を直接施工をすることに。そのため全体として1250億円もの都財政を投入することになります。しかも地下トンネルとするため事業費が膨れあがることや民営化された公団が負担に応じない可能性も否定できません。 耐え難い10年にわたる工事 品川線の工事はシールド工法でおこなわれます。城南信用金庫前に立坑を掘り、10年間も工事。工事車両の集中、騒音、粉塵など環境悪化は必至です。 商店などは売り上げの減少など多大の損害が避けられません。 問われる自民、公明、民主 昨年10月の東京都都市計画審議会で自民、公明、民主は品川線計画にいずれも賛成しました。品川選出の自民党、公明党、民主党各都議は都議会や都知事への計画の見直しを求める請願書に紹介議員となっていたのです。 あらためて計画見直しの立場に戻るべきです。 区民との共同を広げ計画の見直しを みなさんの地域ぐるみの換気塔建設に反対する運動、本当にご苦労様です。 中央環状品川線計画は環境の点でも公共事業のあり方の点でも問題だらけです。 計画は都民参加で見直しが必要です。 区内、全国に広がる環境守る運動と共同し、一日も早い計画見直しがおこなわれるようがんばります。 |