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2000年10月22日発行 第85号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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介護保険料 お年寄りから怒りの声、品川区に連日殺到 年金から天引き、誰がどこで決めたのか 100歳を過ぎているのに払うのか 品川区議会は、十月三〜十三日にかけて、一九九九年度の予算執行を審議する決算議会を行いました。ここではさまざまな問題が取り上げられましたが、今回は問題点があらためて浮き彫りになった介護保険についてお知らせします。 介護保険料−品川区に一週間で約四〇〇件の苦情・問い合わせ 国保課長は日本共産党の沢田英次区議の質問に、「保険料の納入通知書を出してからの一週間くらい、毎日電話が鳴りっぱなし。件数はカウントしていないが四〇〇くらいあった」と答弁。「年金から天引きとはびっくりした。いったい誰がどこで決めたのか」「介護保険には入りたくない。強制加入なのか」「こんなに元気なのになぜ介護保険料を払わなけれぱならないのか」「障害者なのに払うのか」「一〇〇歳過ぎているのに払うのか」「住民税非課税なのになぜ第三段階の三三〇〇円なのか」などなど、ほとんどが苦情でした。これは高齢者にとって介護保険料がいかに過酷なものかのあらわれです。 自民党議員が「共産党の指摘は適切」と発言 自民党議員の「共産党の療養型病床群の指摘は適切だと思います」との発言に、私は一瞬おどきました。これは、五日の決算委員会。自民党議員が介護保険の問題で質問した時のことです。 保険料の値下げなどお年寄りの負担の軽減実現へ、世論と運動ひろげよう このままでいけぱ、療養型病床群の事業費だけで見ても年間一五億円以上保険財政が余ることになります。決算委員会で日本共産党の沢田議員は、「保険料の取り過ぎだ。余った分は区民に還元すべき」と迫ったのに対して、高齢者部長は「当然剰余金は積立をしていきます」と区民の生活など考えもしない冷たい答弁でした。しかも介護保険の導入でこれまで介護にかかっていた区の財政は少なくとも二億六千万円も支出減となっています。 |