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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2001年4月15日発行
第104号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2024年02月22日(木)17:30~
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
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たくさんの町会や商店会の署名をそえての陳情

「学童保育クラブにクーラー設置を願う陳情」を
自民・公明・民主が否決

 3月の厚生委員会で「学童保育クラブにクーラー設置を願う陳情」が審議されました。これは旗の台と西中延の学童保育クラブに蔵ーの設置を求めるもので、近隣11の町会や商店会の団体署名を添えて提出されました。       一昨年同様、自民・公明・民主が反対をして否決しました。しかしこの間の運動で大きな前進がありました。

 児童センターの集会室など21館と
すべての単独館にクーラー設置

 一昨年の陳情のあと、クーラーは学童保育クラブの育成室にはつけられなかったものの、児童センターのクラブ室、工作室、遊戯室、集会室など21館とクーラーがついていなかった単独間3館に設置されました。旗の台児童センターではクラブ室に、西中延児童センターでは遊戯室にクーラーが設置されました。暑さの厳しいときの緊急避難もふくめて、学童保育に通う子供たちにも利用されています。

厚生委員会での審議

区と、自民・公明・民主の各委員の意見に変化

 一昨年、同様の陳情が厚生委員会で審議されたとき、自民・公明・民主の各委員はどんな意見を述べていたでしょうか。

*自民党は「併設館では図書館に行けばクーラーに入れるので(育成室になくても)なんら問題ない」

*公明党は「子供たちの健康を考えたときに適切ではないと判断する。過保護であってはならない。モヤシになっては困る」

*民主党は「自分の都合のいい温度にしようなどということは神に逆らうこと、自然に逆らうもの」

と育成室へのクーラーの設置そのものを否定していました。
 今回の厚生委員会ではどう変わったでしょうか。

*自民党:「クーラーをつけるということが子供たちにとっていいという思いは誰でも同じ。・・・優先順位的にかなうものかと考えたらなかなかそうはいかない」

*公明党:「一母親の立場からすると、子どもに涼しいところで過ごしてほしいなというのは、人情としてある。・・・つけられるんであればつけてほしいという要望もありますが、・・・予算の配分というのが大事」

*民主党:「計画、予算の優先順位、子どもの健康な体質、これらのものが大きく絡んだ形の中での施策の進め方であろう」とクーラーの設置そのものを否定する発言はすっかり姿を消しました。 

・鈴木の質問に児童課長が
「育成室のクーラーも今後検討する」と答弁

 前回の厚生委員会での陳情審査時、児童課長はクーラーを「育成室に設置するという考えは当面持ってございません」「全部にクーラーをつけてそこで過保護に育成するという考えは、一切持ってございません」と与党と同様、育成室へのクーラー設置そのものを否定していました。
 今回どうかわったでしょうか。私・鈴木は「近隣の11もの町会や商店会が、この陳情に対して親や子どもの当然の願いということで賛同し団体署名をしている。あらためて育成室へのクーラー設置について区の考えを聞きたい」と質問。
 これに対して児童課長は「財政的に余裕があれば、育成室等のクーラーも今後当然視野には入れてまいります。優先課題を一定整理させていただいた上で、今後検討していきたい」と答弁しました。
  一昨年と同じ内容の陳情に対して区や与党の発言を変えさせた力は、町会・商店会の団体署名などに取り組んだ学童父母の運動です。
 共産党は一貫して「真夏四〇度℃近くにもなる育成室へのクーラー設置は親と子どもたちの切実な願い。優先的に設置を」と主張してきました。