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2001年5月13日発行 合併号 第107号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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日本共産党秋田かくお都議団長らが 減免を都に申し入れ 三月、品川区から六十五歳以上の方にいっせいに今年度の介護保険料の通知が届きました。 「あまりの高さに驚いた。二十三区一番高いというから余計に腹が立つ。区に抗議に行ってきた」「今まで毎年やっていた町会の高齢者クラブの一泊旅行が申し込みが少なくて中止になった。介護保険や医療の負担増が影響している」など怒りの声がたくさん寄せられています。 都独自の減免制度に道を開く 日本共産党都議団二十六名と都議候補十七名合わせて四十三名は五月七日、東京都庁で石原都知事当てに、介護保険料と利用料の都独自の減免制度をつくるよう申し入れました。 秋田かくお都議団長が、「多くの都民が介護保険の重い負担に苦しんでいる。お年寄りが安心して介護を受けられるように、都が保険料・利用料の減免に早期にふみ出すとともに、国に対しても働きかけてほしい」と要請しました。地域のたくさんの皆さんにご協力いただいた署名は合わせて四万二四六〇筆集まり一緒に提出しました。 共産党都議団は、これまでも議会のたびに介護保険料と利用料の減免制度をつくるよう求めてきました。都独自の減免は行わないと答弁し続けた石原都知事も、3月議会では社会福祉法人などによる利用料減免措置への支援策を検討すると約束しました。 介護保険負担はいったいどのくらい <Sさんの場合> 1ヶ月の利用料は
介護保険以外に、往診料が病院と歯科で月15.720円、その他紙オムツ代が ご主人から「ショートステイなどの利用で息抜きしながら家内の介護をしていますが、精神的、肉体的そして経済的な負担は容易ではありません。今日の医学では、家内の痴呆症の回復は絶望的ですが、それでも希望をすてず、回復の日を夢見ながら介護にあたっています」とコメントを寄せていただきました。 東京都は切り捨てた福祉を元に戻せ 東京都は昨年度、老人福祉手当(寝たきり手当て)とマル福(65歳以上の医療費助成)の段階的廃止、65歳以上の方の障害者手当ての打ち切りを行いました。Sさんの場合2月に65歳になりましたがマル福も受けられず、老人福祉手当も障害者手当ても受けられません。その上、今年10月からは介護保険料が2倍になります。三重四重の負担増です。東京都に対して「切り捨てた福祉を元に戻せ」の要求は切実です。公約を投げ捨てて福祉切捨てに賛成した自民、公明、民主などの態度があらためて問われています。 |