参院選
東京選挙区 緒方靖夫さん
比例区 筆坂秀世さんら4人
当選
7月29日投票で行われた参議院選挙で、日本共産党は東京選挙区で緒方靖夫さん、比例代表では筆坂秀世さんら4人、合わせて5人が当選しました。大きなご支援をお寄せいただいた皆さんに心から感謝を申し上げます。
選挙戦は連日30度をこえる猛暑のなかでの闘いでした。マスコミ総動員の「小泉旋風」が吹き荒れる中、日本共産党は小泉内閣が痛みを恐れずに断行するとしている「改革」とは何なのか、実は国民に大倒産・大失業、社会保障の切捨て、消費税増税の耐えがたい痛みを押し付けるものであるということを訴えてきました。そして小泉改革と正面から対決する経済、財政、平和・外交の日本改革の提案を訴えました。
商店街の方、中小企業の方、お年寄り、子育て中のお母さんなどたくさんの方々から切実な願い、期待の声が寄せられました。しかし、残念ながら日本共産党の議席は改選時の8を下回る結果となりました。
これから小泉「改革」の痛みが具体的に襲いかかってきます。靖国神社参拝問題、歴史教科書問題は待ったなしです。小泉政権の暴走を許さず、公約実現のために皆さんと力を合わせて引き続きがんばります。
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第2回定例議会で鈴木が一般質問
侵略戦争美化の
「新しい歴史教科書」の見解を問うなど
選挙が続いたためニュースの発行が中断し、報告が遅れましたが、6月28日の区議会第2回定例議会本会議で、私・鈴木は共産党を代表して一般質問を行いました。
(1)10月の介護保険料満額徴収を前に保険料・利用料 の負担軽減を求める。
特別養護老人ホームの増設は区民の願い。
(2)学童保育クラブの増設と、障害児に常勤の指導員の配置を求める。
(3)侵略戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書の見解を問う。の3点です。
今回は今重大な局面をむかえている「新しい歴史教科書をつくる会の」教科書問題について報告します。私はこの質問をするにあたり品川図書館で行われた教科書展示会を見てきました。扶桑社の教科書だけを見てもそのひどさはわかりますが、他の教科書と比べるとこの教科書がいかに異質なものかがよくわかります。一貫して流れているのは戦争賛美です。戦争ができる子どもたちを育てるための教科書です。私は小泉首相の靖国神社参拝、憲法9条を変える、集団的自衛権を認めるなど一連の発言と期を一にし、ここまで準備されていたことを考えると鳥肌の立つ思いでした。
品川区は教科書採択にあたり今回から現場教員の意見を聞く学校票の制度を廃止しました。
私は(1)「新しい歴史教科書」は教科書としてふさわしいといえるか。教育委員会の見解は(2)教科書採択は教師や子ども、区民の意見を聞くべきの2点について質問。
教育長は(1)検定に通った教科書はすべて採択の対象(2)教科書研究会、調査検討委員会で十分対応していると答弁しました。
私は、再質問で太平洋戦争が侵略戦争だったということを子どもたちにきちんと教えるのかと問いました。しかし教育長は答弁せず、答弁漏れの指摘に対しても最後まで答弁を避けました。
全国で注目のなか行われている歴史と公民の教科書採択、品川区は8月2日の教育委員会で仮採択、7日には本採択の予定です。1度採択されると3年間は同じ教科書です。子どもたちにこんな危険な教科書を渡すわけにはいきません。今こそ大きく声を上げていきましょう。
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