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2004年1月11日発行 第211号 新年号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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2004年 共産党区議団は昨年12月17・18日、少人数学級「さんさんプラン」を実施している山形県に調査に行ってきました。子どもたちはアンケートで「友達が増えた」「学校が楽しくなった」「学習が楽しくなった」と答えています。その笑顔が見えるようでした。品川では学童保育クラブの廃止が打ち出され、小中一貫校が父母の意見も聞かずに進められるなど厳しさを増していますが、皆さんとの運動でどの子ものびのびとひとみ輝く品川をめざして頑張りたいと思います。 山形県では2年前から全県的に33人学級を実施。毎年対象学年を増やし、来年度は6年生まで行うとしています。教育長課長、共産党県議、運動を行った教育文化センター代表、現場で実践している教員の方々にお聞きしました。 「友達が増え学校が楽しい」 少人数学級がこれほど子どもたちを、変えるものなのかと私は驚きました。 不登校、欠席が減り、学力テストで確実に成績が向上したことが数字で証明されています。 何よりも、子どもたちがアンケートで少人数学級になって 保健室利用が減り、図書の貸し出し数が増えた そのほか保健室利用が減少。頭痛、腹痛、気持ち悪いの3大不定愁訴が全て減少しています。教師の暖かい声かけや友達同士の良好な人間関係のためではないかとのことでした。 また、きめ細かな読書指導で図書の貸し出し冊数が増えているとのことです。 9割の自治体から「少人数学級を」の意見書 実現した背景には大きな運動がありました。党派を超えて有力者に呼びかけ人を募り、全県的な請願運動が取り組まれ、44の自治体のうち40自治体から県に対して「少人数学級を」の意見書があげられたとのことです。 いろんな子がいるから どの子ものびる 品川区は10月の決算議会で30人学級を求めた私の質問に「生活集団は40人学級でいいと思っている。学習は習熟度別に少人数で行っている」と答弁。 山形の現場の先生は「理解の早い子遅い子いろんな子がいるからこそお互いに刺激しあいながら、学びあうことができる。何よりも教員の絶対数が増えるため、ゆとりが生まれることが教員の意欲につながっている」とのことでした。 品川でも何としても実現させたいとの意を強くしました。
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