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2004年3月7日発行 第217号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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6451筆の署名が品川区を動かす
菊地議員は、3ヶ月ごとに老健施設を転々とし、そのたびごとにストレスで体調を崩す方や、透析をしながら90歳のお母さんを介護していた方が共倒れになると特養ホームに緊急入所を申し込んだが断られ、やむなく地方の有料老人ホームに借金をして入所させた方など具体的な例を出して「特養ホームの増設は最優先の課題だ。都南病院の跡地につくるべきだ」とせまりました。 品川区は「特養ホームはつくらないが、都南病院のあと地に痴呆性高齢者のためのグループホームやショートステイ、デイサービスなどの介護施設をつくる方向で検討している」と答弁しました。 今まで共産党が「都南病院の跡地に特養ホームを」と何度求めてきても、区は「考えはございません」と冷たいめたい答弁を繰り返してきました。また、昨年11月の民主党議員の「跡地利用の計画は」の質問に、区長が「現時点で跡地利用の具体的な方針はございません」と答弁しています。 今回、特養ホームではありませんが、「高齢者の介護施設をつくる」と区の態度を変えさせたは6451筆もの署名運動の力です。この間、地域でも一つの高齢者クラブで百数十名の署名を集めてくださったり、駅での署名や知人への署名など取り組まれました。署名の力はおおきい!とあらためて思いました。 たくさんの傍聴者がつめかけ見守る中、厚生委員会で「都南病院の跡地に特養ホーム建設を求める」請願審査が行われました。 担当課長、待機者の実態答えられず 私は720名を超える待機者の実態を区はつかんでいるのか、待機の期間、介護者の年齢申し込みの理由など具体的に聞きました。課長は担当者がつかんでいるといい、自分で答える事ができませんでした。 また、本会議で「必要な人は入れている」と答弁した部長は、ひと言も答えられませんでした。部長・課長自身が一人ひとりの待機者の切実な実態をつかまずして何で必要な人は入れていると言えるのか。まず実態をつかむべきです。 特養ホームの待機者721名のうち、1ヶ月の利用料30万円ものケアホームに申し込むことができたのはわずか22名です。特養ホーム利用料は月5〜6万円。多くの方が30万円の利用料が払えないため申し込むことができません。 誰もが入れる特養ホームをつくることこそ行政のすべきことではないでしょうか。 傍聴者の声ー「質問も意見も言わず反対する議員には驚いた」 傍聴者からは「質問も意見も言わず反対だけする議員がいるのには驚いた」「自民党は区が高齢者施設をつくると言っているのに、議会に公にせずに水面下で進めるべきだと発言するなんておかしい」「公明党が請願の日付が違う事を紹介議員が正していないとつまらない問題を取り上げたのにはあきれた」など感想が出されました。 |