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2004年6月20日発行 第229号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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学童保育が移行した今・どの子も楽しく通えるすまいるスクールに 品川区は今年4月から学童保育クラブを10館閉鎖、5館休館としました。父母たちから「学童保育をなくさないで」と大きな運動が起こりましたが、再来年までには学童保育クラブを全廃する方針です。すまいるスクールが始まった19の小学校に通う子どもたちは学童保育クラブを選択することは出来ず、すまいるスクールに通うことになりました。 学童保育を移行したすまいるスクールがどんな状況か、共産党区議団が6ヶ所視察してきました。 学校によって大きく違う施設整備 私は6ヶ所のすまいるスクールを視察して、学校によって施設整備が大きく違うことに驚きました。すまいるの専用室が4室のところもあれば1室しかなくその半分は事務室となっており、あとは家庭科室や図書室との兼用のところ、専用室が教室の真上にあり階段を通って子供たちの声がひびいてしまうところもありました。空き教室を利用して始まったすまいるスクールですから、空き教室のないところでは大変です。 静かに遊んだり、疲れたらごろりとできる畳やじゅうたんスペースもあるところとないところがありました。 校庭で遊んでいる子供たちはのびのびと楽しそうでした。しかし学校によっては週の内4日は4時からサッカークラブが使うためすまいるでは使えないというところもありました。すまいるスクールを始めるにあたって最低基準をつくる必要があるのではないでしょうか。 3食しっかり食べるためにも「おやつを出してほしい」 学童保育クラブではおやつがありましたが、すまいるではありません。父母から「おなかをすかして帰ってくるので夕食まで待てない。夏休みまでにはおやつが出るようにしてほしい」と要望が出されています。区は「親が3食しっかり食べさせてください」といいますが、夕食をしっかり食べるためにもおやつは必要です。 子供たちがリラックスして気分転換するためにもおやつは効果的といわれています。 またこれから暑い夏に向けて水分補給はかかせません。生ぬるい水道水ではなく冷たい麦茶があったらいいのにと思いました。 学童保育の子が毎日通えているの? 「すまいるになったらつまらないと言っている」という父母の声が寄せられています。 父母が働いているため家に帰っても誰もいない子供たちは学童保育クラブの変わりにすまいるに通うことになりましたが、毎日楽しく通えているでしょうか。 ほとんどのすまいるでは「学童保育の必要な子を特に把握していない」とのことでした。区は「学童保育事業を移行した」と言っているのですから、しっかり把握し、毎日通えるよう配慮すべきだと思います。 そのほかに、学校によって日々100人を超える大規模校や職員体制の問題など改善が求められています。 6月28日の本会議で私・鈴木が質問します。是非傍聴においでください。 |