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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2004年9月5日発行
第236号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2024年02月22日(木)17:30~
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
弁護士さんが対応します。どんな問題でもお気軽に。


どうなる介護保険 …5年目の制度見直し(シリーズその4)
見直しの中身 学び、知らせ、行動しよう!
社会福祉研究交流集会in長野に参加して

 8月29日、長野県上田市で行われた「第10回社会福祉研究交流集会」に宮崎・南議員と共に行ってきました。分科会「介護保障の課題と提案」に参加し、今熱い論議になっている「介護保険制度5年後の見直し」について各地の運動や思いを交流。「品川でも行動を起こさなければ」の思いを強くして帰ってきました。

 「ひろ子ニュース」で介護保険制度見直しについてはシリーズで取り上げ、その中身についても繰り返しお知らせしてきましたが、あまりに高齢者の尊厳や命まで守れなくなるような中身なのであらためてお知らせします。来年1月の通常国会の法案提出に向けての検討の中身は
1.要支援や要介護1など軽度者を介護保険制度対象からはずす
2.利用料を現在の1割から2〜3割に引き上げる
3.特養ホームの対象を重度者のみとし、利用料に住居費・食費・水光熱費を新たに加える
4.障害者福祉「支援費制度」の国の負担を減らすため、介護保険制度と統合するD保険料徴収を現在の40歳以上から20歳以上に拡大する。
と、改善ではなく改悪です。

「命・くらし・人権を守る立場で運動を」

 長野上伊那社会保障推進協議会(社保協)では10の市町村で毎年自治体交渉をし、ほとんどが首長や助役が出てくるそうです。月数千円から2万円程度の介護慰労金制度や週6日の配食サービスなど高齢者福祉が進んでいます。事務局長の小林さんは「理念の論争が必要。憲法25条、地方自治法、国保法などに明記されている社会保障:命とくらし、人権を守る立場を自治体に確認し姿勢にさせていくことが大事。今回の見直しは社会保障を理念からも実際からも否定し、制度の破綻、崩壊につながるもの」と報告。

「これほどたいへんな中身を利用者も事業者も知らない」…

  「これほどたいへんな中身を利用者も事業者もほとんど知らない中ではね返す事ができるのか。はね返せなければ重大な事態になる。どう訴え、何をしていけばいいのか」「このままでは弱者の命そのものが奪われる」などの発言がありました。

 それに対して、「学習をし、みんなに知らせていこう!私たちができることを行動にしていくことが大事」「介護制度推進委員会へ要望する、議会に請願を出す、ヘルパーの劣悪な労働実態もヘルパー自身が訴えていくことが必要」「9月には全国の決起集会もある。いのち暮らし守る立場で現場からの改善を求めていこう」と提起されました。品川でも地域でもできるところから運動を進めたいと思っています。

中央社会保障推進協議会は「介護保険の改悪に反対し、抜本的改善を求める署名」を提起しました。鈴木ひろ子地域でも取り組みを進めます。ご協力お願いします。

都・区政報告会へのご参加ありがとうございました。

 8月28日は台風で天気も悪い中でしたが80名もの方に参加していただきました。区政・都政報告、ふじた美佳さんのあいさつの他、南部合唱団や新婦人コーラスのリードでみんなで歌い、楽しいひとときでした。生ビール、手作りのご馳走は大好評でした。