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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2004年9月19日発行
第238号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2020年6月24日(水)17:00〜
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
弁護士さんが対応します。どんな問題でもお気軽に。


どうなる介護保険 (シリーズその5)
大田区の痴呆性グループホーム「虹の家」を視察
生活保護でも入所できる利用料

 痴呆症の方のためのグループホームは利用料が月18万円前後かかるためなかなか利用できません。昨年11月に開設した大田区にある「虹の家・みちづか」は生活保護を受けている方でも入れる利用料にしていると聞き、地域の方や菊地議員と一緒に視察。経営が健全な上に高齢者が生きいきと生活しているところを見てきました。

痴呆性グループホームとは
痴呆の状態にある高齢者が少人数で家庭的な雰囲気の中で共同生活をしながら、介護スタッフによる食事や入浴、排泄など日常生活の支援や機能訓練を受けることができる施設。介護保険の1割のサービス利用料(月2万7000〜3万円)の他、家賃、食費、光熱費、などが必要です。

品川区が都南病院跡地につくるグループホームは誰もが入れる利用料に

 「都南病院跡地に特養ホームをつくってほしい」約6500名もの署名を集めた運動が品川区を動かし、区長は今年「都南病院跡地を購入してショートスティやグループホームなど高齢者の施設をつくる方向で検討する」と答弁。(ひろ子ニュース217号に掲載)。大井町にあった都南病院は昨年3月に北区に移転し、現在防音パネルが張られ、解体工事の準備中です。

 私の「グループホームの1ヶ月の利用料は?」の質問に担当課長は約18万円かかると答えていますが、品川区がつくるグループホームも生活保護の方も入居できる=誰もが入れる利用料設定にしてほしいと思います。

利用料は月13万円

 「虹の家」はゆたか病院や三ツ木診療所、大田病院などと協力・共同の関係にある城南保健生協が経営しています。

 生活保護の方でも入れる利用料にしたいと検討した結果、月の利用料は家賃33000〜37000円、食費45000円、光熱費15000円、共益費・修繕積み立て費各々5000円+介護報酬の1割27000円〜3万円で合計13万〜13万7000円となったとのことです。

 入居者9名に対して職員体制も9名。看護婦の所長と介護福祉士の他7名のヘルパーで対応しています。ヘルパーの時給は1000円。その他夜勤時は手当てがつきます。

 「虹の家」は2階建ての元アパートを都と区からのそれぞれ1000万円づつの補助金で改装。一人当たり約4・5畳の居室とダイニングキッチン、居間、お風呂、車椅子対応も含むトイレ3ヶ所が設備されています。

「ダメと言わない・話す人がいる・役割をもつ」ことで元気に

 説明してくださった所長の橋本さんは、「ここに来てみんな元気になるんです。ある方はガスレンジを掃除しながら『こんなことまでやらせてもらえるなんて嬉しい』と言って涙を流していました。家ではやってはだめと言われ自分のやることがなかった。ここではだめと言う言葉は使わない。そして役割をもつこと、居間にくれば話し相手が常にいることが元気にさせている」と言います。鍵は閉めずに自由に外にいける、買い物はみんなで行って食事は当番で作る、時には喫茶店やカラオケに行ったりという人として当たり前の生活が保障される中でみんなが元気になっているそうです。

 こんなグループホームが身近にあって、希望すればお金の心配なしに入れるよう品川区にもたくさんつくっていきましょう。