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2005年1月30日発行 第252号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場問題(シリーズ3)
駅前から「葬儀場反対」の横断幕や看板 杉並区高井戸の京王井の頭線・富士見ヶ丘駅を降りると、商店街の看板の下に「葬祭場反対」の大きな横断幕、ビルにかかる垂れ幕が目に付きました。葬儀場予定地は駅のまん前、商店街の入口に当たります。 2003年3月「仮称 さくら相互富士見ビル」と記され、葬儀場であることがわかったのは4月になってからとのこと。 品川区のように「葬祭場の設置に関する指導要綱」がないため、住民への説明も義務付けられていなかったそうです。 署名で、運動が地域に一気に広がる 「葬儀場計画」がわかってからは、商店会、町会、近隣住民の旺盛な運動が展開されます。まず、ポスターや横断幕、垂れ幕の取り付け。商店会の装飾灯にも、まわりの家々にも軒並み看板が付けられ、植木にまでまるで七夕の笹飾りのように「葬儀場反対」短冊がくくりつけられていたのには驚きました(上写真)。署名運動も取り組まれ、署名運動を通じてこの問題が地域に一気に広がったとのことです。 地域の集会に500名。区長も「断固反対」表明 2003年7月には富士見ヶ丘駅前葬儀場反対の大決起集会が開催され、地域住民500名が参加。杉並区長、都議2人、区議6人も駆けつけ、党派を超え反対を表明。区長は「この場所の葬儀場は許されない。区をあげて、率先して断固反対する」と挨拶したとのことです。毎日、朝日新聞、テレビ局の取材も入り、マスコミでも取り上げられました。その後自転車駐輪場として区が借り上げることを求める請願が区議会にだされ、5対3で可決されましたが、区側が難色を示しているとのこと。 現在、予定地の売却された銀行の建物だけでも解体させてくれと「さくら相互」からの要望に、古い建物がそのままあっても危険なので解体だけはさせることになったとのことでした。この間およそ2年間です。 「中延の環境を考える会」が葬列のシミュレーション 「葬祭場ができたらどうなるか」−「考える会」は1月24日、洋型霊柩車やマイクロバス、乗用車に乗車し、環境や交通の影響について検証するシミュレーションを行いました。地域の方だけでも70名を越える方が参加。私も実際にマイクロバスに乗り、コースを回りました。マイクロバスに乗るときから渋滞になり、狭いところに他の車が駐車していれば一回で曲がれない、また、駅前道路は考えていた以上に車も人も多く、大変危険な状況ということがあらためてわかりました。加えて夕方のお通夜の時間の弔問客や車両など、これが毎日になったらいったいどうなってしまうのかと考えさせられました。 |