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2005年2月20日発行 第254(2)号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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学校給食は区の直営で 安全でおいしい給食を 品川区は学校給食調理業務の民間委託について、4月1日より、荏原五中・戸越台中・台場小の3校からはじめ、順次拡大していくことを打ち出しました。議会にも、区民にも、当該校の父母にすら説明も意見を聴くこともしていません。多くの自治体に民間委託が広がっていますが、問題が浮き彫りになってきました。共産党区議団は直営を守る立場で22日からの定例議会・予算議会でがんばります。 品川の「おいしーい!」給食を守りたい 子どもたちに聞くとどの子も品川の給食は「おいしーい!」といいます。全国に先駆けて米飯給食を取り入れ、低農薬野菜・果物を多古町など産地との提携で使い、ふれあい給食やリクエスト給食、季節に合わせた「お花見弁当」や「もみじ弁当」・入学や卒業を祝う「お祝い弁当」など安全でおいしく、楽しい給食は栄養士さんと調理員、学校職員が協力して長い間かけて築き上げてきたものであり、区民の財産です。いま子供たちの間に偏食や孤食、食アレルギー、肥満や誤った食事制限など食に関する問題が山積みです。だからこそ食育が大事だといわれ、学校給食の教育的役割が今ほど求められているときはないのではないでしょうか。 説明会を開いて父母の意見を聴くべき 品川区は区民に説明もせず、区民の意見や要望を聴くこともなく、一方的に決定したものを押し付けるやり方です。 たとえば新宿区は16年に委託されましたが、14年から栄養士や調理員、PTAの代表も入れた「あり方検討委員会」を設置し、区民に公開で10回論議され、中間のまとめで区民意見を募集、最終報告をまとめるまで2年間かけています。品川区のやり方は異常と言わざるを得ません。 コスト削減の民間委託でおいしい給食は守れない 区は「区の調理員から委託業者に作り手が代わるだけ、何も問題はない」と言います。しかし給食調理は大きな回転釜が4〜5つあり、使いこなすには相当な熟練が必要です。しかも年間320種類もの料理を作り、年1回しかない料理も170を超えるといいます。数百食を時間までに3〜5品もつくることは想像以上に大変なことです。 民間委託は22区で始まっていますが、目的はコスト削減です。 民間で働く人の労働条件は、仕事が複雑・重労働であるのに多くが時給850円〜900円など低賃金の非常勤職員。そのため入れ替わりが激しく、技術の継承が出来ないのが問題と言われています。作り手が変わるだけと言っても、その作り手が定着しないで、おいしい給食が維持できるでしょうか。 全校が民間委託の足立区、手のかかる給食は禁止に 14年かかって全校が民間委託された足立区では、手のかかる給食禁止の通知が教育委員会から出されました。手作りジャム、カスタードクリームなど禁止。生筍や泥付ごぼうは使用しない。お弁当給食の禁止など子供たちが楽しみにしている給食が大きく制限されています。さらに、「委託業者が著しい作業負担が見込まれるときは献立や作業内容の変更を栄養士に求めることができ、栄養士は直ちに見直す」ことまで盛り込まれています。これで味も質も変わらないといるでしょうか。 区議会に新日本婦人の会や当該校の父母から、説明や委託延期を求める請願があがっています。共産党区議団は子供たちに安全でおいしい給食を保障するため、22日から始まる議会でがんばります。 ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場問題(シリーズ5) 請願署名、第1次集約で2500筆 最終の署名提出は25日です。 「中延の環境を考える会」が取り組んでいる区議会への請願署名(内容は「葬祭場は近隣住民の理解なしに建設しないよう対応してください」というもの)。第1次集約が11日に行われました。短期間でしたが約2500筆も集められました。地域のたくさんの方々の思いが込められています。中延3丁目では回覧板で書名のお願いが回されています。最終は25日区議会に提出です。 杉並では住民が「葬儀場建設は絶対許さない」と再度確認 中延と同じ「さくら相互」がすすめ、住民の大反対で2年間建設が止まったままの杉並区富士見が丘。「解体と着工は別」と確認し解体がい行われていますが、あらためて住民が「葬儀場建設は絶対許さない」と確認。説明会が27日に予定され、それに向け準備をしているとのことです。
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