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2005年4月17日発行 第261号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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水害中延5・6丁目、2丁目 抜本対策ついに実現! 請願・陳情、都庁交渉など住民運動が大きな力に ついに中延5・6丁目と2丁目の水害に対する抜本対策がとられることになりました。4月12日の建設委員会に矢部下水道河川課長より「第2立会川幹線の延長と中延幹線のバイパスを整備すると都から説明があった」と報告されました。2002〜3年、地域で3000筆を超える署名を集めた請願や陳情、都庁交渉などの住民運動が実現の大きな力になりました。 第二立会川幹線が荏原町公園まで延長、中延幹線のバイパス菅が新設 建設委員会での課長からの報告は以下の通りです。 1、東京都から今年3月末、「中延5・6丁目及び2丁目の抜本的な浸水対策について、平成17年度に着手予定である」と説明があった。 2、抜本対策の概要 (1)現在、なぎさ会館で立坑掘削中の第二立会川幹線について、その終点を、原っぱ公園から荏原町公園まで延伸する。 事業期間は、原っぱ公園まで平成19年度完成予定だが、同期間に荏原町公園まで完成させたい。 (2)中延幹線のバイパス管を整備する。平成17年度から概ね20年度まで。 3、対策の効果は、(1)により中延5・6丁目の、(2)により中延2丁目の浸水被害が大幅に軽減される。 中延5・6丁目水害「これで地域の水害がなくなるのでは。非常にうれしい」 中延5丁目で地域の運動を取り組んできた方から「運動で荏原町公園まで延長されることになり非常に喜んでいます。中延幹線の上に排水管が設置されよかったと思っていたら、さらに抜本対策が取られることになった。これで弁天通りから、三間道路全体が水が出なくなるのではないでしょうか。ほんとによかった」と喜びの声が寄せられました。 地域では平成14年9月に「中延5・6丁目地域立会川水害対策を求める会」がつくられ、請願署名運動が取り組まれました。私も地域の方から相談を受け、一緒に取り組んできました。署名は3091人集められ、品川区議会で全会一致で採択され、同時に区長への要望書も提出。区はこの要望書を区長名で東京都下水道局に提出し、請願内容の実現を求めています。秋田かくお都議にも相談し、平成15年3月31日には地域の方と一緒に都庁の下水道局に交渉に行きました。私は議会でも機会あるごとに「抜本対策として第二立会川幹線の中延までの延長を」と求めてきました。しかし、これまでは「都は第二立会川幹線を原っぱ公園までつくり、その効果を見て中延地域への延長について検討するとの方針」との答弁が繰り返されていました。 今回の抜本対策の実現は、3000名を超える署名運動や都庁交渉、区長への陳情など地域の運動が大きな力になりました。品川区からも運動を背景に都に対して強力に働きかけが行われました。
中延2丁目水害 中延幹線バイパス管で抜本対策 中延2丁目・昭和通りでも、この間繰り返し浸水被害が起こっています。平成11年の大規模な被害に加え、昨年10月の台風23号では「自宅の洗濯機や浴室、トイレから下水が吹き上がってきた」との家が何軒もあり、全体で10数件の浸水被害でした。私は実態調査を行った内容を品川区に知らせ、あらためて対策を求めてきました。 中延幹線は現在スーパー文化堂の前を通り、弁天通を抜け、今回アッバース管が新設された中延5・6丁目から立会川に取り付いています。今回中延幹線のバイパス管が中延2丁目から立会川まで約1qにわたり整備されることになり、広範囲に浸水被害の軽減が期待できます。 下水道の接続さらに旗の台4丁目の水害対策も前進 旗の台4丁目の水害は、相談を受けてから、雨水マスをグレーチング蓋に替ええ、2連式グレーチング、道路横断グレーチングを2箇所設置などの対策を品川区にとっていただきましたが、改善されなかったため、秋田かくお都議に相談。昨年1月、秋田かくお都議、私・鈴木、地域の被害を受けた方々が、都の下水道局の方5名と区の矢部下水道河川課長に対策を求め、説明を受けました。 その後 (1)切断された下水道の接続 (2)シルバーセンターの十字路に、スムーズに流れるようにするための排水管の設置がされました。 (3)今回さらに、旗の台小学校から流れる雨水を下水道に流れるように敷地内に、坂上からの雨水を下水に取り込むようにと正門前にと2ヶ所横断グレーチングが設置されました。 地域で繰り返し浸水被害にあってきた方は「水の恐ろしさは忘れられない。水害で柱など木が腐ってしまい甚大な被害だった。水害さえなければとても住みやすいところなのに。10月にならないと安心できないが、精一杯やっていただいて感謝しています」と言われていました。
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