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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2005年5月29日発行
第264号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2020年6月24日(水)17:00〜
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
弁護士さんが対応します。どんな問題でもお気軽に。


これでいいのか介護保険(シリーズ2)
「お年寄りの命綱、 ヘルパーさんを切らないで」

現場の声を聞きました(ヘルパーステーション)

介護保険制度5年後の見直し法案が国会で審議されています。要支援や要介護1など軽度の方の訪問介護サービスが受けられなくなったら一体どうなるのか、ヘルパーステーション7事業者から現場の実態、ご意見をお聞きしました。「今でも大変なのに改悪されたらやっていけない」。事業者にも利用者にも大変な実態が出されました。

今回の介護保険法は、
(1)新予防介護という名前を使い、軽度の人に家事援助型のヘルパーさんを原則廃止する。
(2)特養ホームなど施設の利用料を、部屋代と食事代を自己負担とする等、サービス抑制と負担増の中身です。
衆議院で自民・公明・民主が賛成し採択。現在参議院で審議中です。

「今でも赤字経営、いつまで続けられるか…」

 「サービスが選べる」「家族介護から社会的な介護に」このうたい文句は一体どこにいってしまったのでしょうか。

介護保険法改悪にむけて、現場では1年前くらいからヘルパーの時間数が減らされていました。通院介助は保険請求できるのは2時間だけ。月に一回の受診ともなると内科も整形もと複数かかることになり、待ち時間も長く5時間くらいかかってしまうことも。保険請求できない3時間分は事業所の持ち出し。所長さんは「保険請求できない分は、利用者から実費でとれというが、お年寄りが払えるでしょうか。結局ボランティアです」といいます。16年度は黒字は2ヶ月だけ。10ヵ月は赤字だったとのこと。「お年寄りが待っていてくれるのでやめられないと思うが、いつまで続けられるか…」。多くの事業所から切実な経営実態が出されました。

「ヘルパーさんが来るのが一番の楽しみ」

どの事業所でも共通して出されたのが、「お年寄りはヘルパーさんが来るのを一番楽しみにしている」ということでした。

「ヘルパーという他人が入ることでバランスが取れ、虐待や家庭崩壊を防いでいる家もたくさんある」「一人暮らしの方は具合が悪くなったら一体どうするの?亡くなっても誰も気がつかない、孤独死が増えるのではないか」「様々なことを相談され、精神的な支えにもなっている」特に一人暮らしの方(日中独居の方も)ははずせないということが共通して出されました。

ヘルパーさんは「自分がいなければこの人は生きていけない。と思うことがやりがいになっている。ヘルパーはお年寄りの命綱だ」と聞き、胸が熱くなる思いでした。週1〜2回、1回たかだか1.5〜2時間です。なぜこれを廃止しなければならないのでしょうか?

予防介護はお年寄りの選択で

「予防介護で筋トレと言っても、やりたいと思う人しかできない。行かない人のための受け皿をそろえられるのか。自分が選んだという満足が必要」「今回の予防介護を積極的に活用したい」とのご意見もありました。

介護保険の予算削減が目的で出された法案ですが、削減させないための現場からの提案や主張が必要です。

ヘルパーさんが希望を持てる制度に

今回、事業所から共通して出されたのは、ヘルパーさんの待遇改善でした。「1ヶ月休まず働いても20万にもならない、利用者が入院したりショートステイ利用で収入が半分に減ってしまうなどの不安定、医療や年金など社会保障も入れない等々。重労働、低賃金で責任は重い。介護報酬を上げろと要求すると利用者の負担が増えてしまう。利用者にはね返らない介護報酬の仕組みが必要だ」という意見がたくさん出されました。

共産党の提案―国の負担割合を25%→30%に

介護保険制度導入で国庫負担割合を50%から25%に引き下げました。共産党は当面30%に引き上げよと求めています。そうすれば、負担増もサービス抑制も必要ありません。

国の負担割合の引き上げは全国市長会も求めています。事業所の責任者の方からも「税金の無駄遣いはたくさんある。それを正せば高齢者を切り捨てないで済むのではないか」との意見が出されました。

介護保険を改悪させないために声を上げていきましょう。