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2005年6月5日発行 第265号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場建設問題(シリーズ10) 京都の弁護士さんから「(鈴木の)ホームページで荒川区で反対運動を行い葬儀場を撤退させた高橋明弘さんのお話を読んでたいへん大きな関心をもった。資料を送ってほしい」と連絡がありました。中延の葬祭場と同じ業者潟Zレマが、本拠地京都市で葬儀場を乱立させ、市内各地で住民との激しい紛争を引き起こしているとのこと。住民運動の横のつながりが必要です。 京都でも…屈指の住環境を誇る地域に突然葬儀場。 京都は「潟Zレマ」の本拠地。潟Zレマは京都市内にすでに13店つくり、現在14、15ヵ所目の建設計画をしています。営利目的の葬儀場を乱立させ、京都市全域各地で住民との激しい紛争を引き起こしているそうです。中延でも杉並区富士見が丘でも住民に対して誠意のない対応をしている鰍ウくら相互と潟Zレマ、京都でも同様です。連絡を下さった弁護士さんも「住民運動のネットワークが必要です」と言われていました。杉並に続いて京都の住民運動とも情報交換しながら連携できたらと思います。 今回問題になっている地域は、京都の鴨川のほとりの静かな住宅地、葵際や御蔭祭の順航路にもなっているそうです。地域には世界遺産に登録された下鴨神社があり、京都府立大学があり、街の中を疎水が流れ、春には桜、夏には蛍が舞うという緑豊かな文教地区として京都でも屈指の住環境を誇る地域。すぐ近くには商店街。ところが突然…。 葬祭場ができるらしいとわかったのは今年3月。潟Zレマは住民には何の説明もなく手続きを進めていました。10mを越えると近隣への事前説明が義務付けられていますが、この建物は9.99m。1p低いため、法の網をくぐり抜けています。 地域では「下鴨の交通と環境を守る会」がつくられ、様々な運動が取り組まれています。反対署名は4600名集まり、請願は全会一致で採択。5月には住民150名で「京都市は葬儀場建設を規制せよ!」と反対デモ行進が行われました。さらに5月25日、京都市の建築審査会に対して、住民888名で建築確認処分取消の申し立てを行ったそうです。6月10日には荒川区の高橋さんをお呼びして、京都府立大学で住民集会を開くとのことです。 京都市が条例改正ー葬儀場建設の説明会を義務付け 京都市は住民運動を受けて「京都市高層建築物等の建築に係る住環境の保全及び形成に関する条例」を改正。不特定多数の人々が利用する葬儀場などの建築物は周辺の住環境に与える影響が大きいため、高さが10mを越えなくても地域への説明を義務付け、近隣住民との話し合いが促進されるよう、市としても指導、調整をしていくとしています。 埼玉県狭山市でも…葬儀場建設問題で住民運動に 京都の弁護士さんからメールをいただいた4日後、埼玉県の狭山市の方からも同様のメールをいただきました。事業主は潟Zレマではありませんが、住宅地への葬儀場建設で住民運動になっています。早速資料を送りました。 住民運動のネットワークを 全国各地で起こっている葬儀場建設問題。地域の状況も考えずに、営利目的で建設し、商店街を壊し、まちを壊すやり方が許されていいのでしょうか。情報交換をしながら、あらためて住民運動のネットワークが大事だと思いました。 |