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2005年7月10日発行 第268号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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環境破壊・2500億円の税金投入 ご存知ですか? 中央環状品川線は、中央環状線(葛西〜八潮全長46q)の最終区間。目黒区青葉台から八潮まで、山手通りと目黒川の地下を通るトンネル構造の高速道路です。品川区八潮から新宿まで約20qのトンネルの高速道路となりますが、これは世界で最長です。 総事業費4000億円に対して、東京都が1250億円の税金を投入、国とあわせると2500億円の税金投入です。換気塔が五反田、南品川、大井北の3ヶ所設置予定ですが、地元から「大気汚染がひどくなる」と大きな反対運動が起こっています。 私・鈴木が6月23日の本会議で、見直しを求めて一般質問を行いました。 これ以上の大気汚染はいや! 五反田換気塔周辺はいまでも五反田喘息と呼ばれ、呼吸器疾患の多い地域。都との交渉時、住民は「喘息患者の実態を知っているのか。発作が起これば呼吸ができない本人の不安、家族は救急車を呼び、点滴と酸素吸入、家族中がパニック。目と鼻の先の換気塔は命にかかわる問題だ」と訴えました。 都と国とで2500億円の税金投入 東京都は品川線を早期に完成させるために、総事業費4000億円のうち1250億円もの都財政を投入します。国と合わせると2500億円の税金投入です。医療や介護、障害者福祉など福祉予算を大きく削減してまでつくる必要があるのでしょうか。 この他にも交通事故による火災発生、大規模地震に耐えられるかなどの問題もあります。 西五反田では3万2千名の反対署名 西五反田の換気塔周辺では11町会が、「子や孫に大気汚染を残したくない」と換気所、五反田出入り口設置に反対の請願署名に取り組み、3万2千を超える大きな運動となりました。 自民・公明・民主は紹介議員になりながら賛成 自民・公明・民主は3万2千名の請願の紹介議員になりながら、品川線計画に都の提案どおり賛成しました。住民から「裏切りではないか」と厳しい声が上げられています。 東京都と首都高速道路公団は「首都高速中央環状品川線を来年度着工する」としています。 環境破壊、巨額の税金投入、さらに地元の大きな反対という中で、あらためて見直すべきと考えます。 ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場建設問題(シリーズ12) 京都市の左京区下鴨でも中延と同じ業者潟Zレマが葬祭場建設を計画し、住民の大きな反対運動が起こっています(ひろ子ニュース266)。 6月29日、京都市は民間の指定確認検査機関が3月末に行った建築確認について、「市建築基準条例に適合していない」として建築確認を事実上取り消しました。 これは、反対する住民1100名が、市建築審査会に建築確認取消し請求をしてたもので、避難通路と避難階段に関する2点について市条例違反が明らかになったとのこと。 |