日本共産党品川区議団TOPへ 「こんにちは鈴木ひろ子です。」目次へ |
2005年7月31日発行 第271号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
||
無料 法律・生活相談会 |
共産党区議団 今年3月議会に共産党菊地区議が取り上げたアスベスト問題。7月に入り一斉にマスコミで取り上げられ、大きな社会問題となりました。アスベストの被害は全国に広がり、不安は増大しています。共産党区議団は7月29日、高橋区長に対して、5項目の緊急要望書を提出。一刻も早い再調査、改善、規制の手立てが求められています。
解体工事は住民への説明の義務付けを 厚生労働省の発表によると、アスベストを主たる原因とする中皮腫による死亡者は6060名、さらに被害は広がっています。危険性を認識しながら長期にわたって使用を容認してきた政府の責任は重大です。 3月の予算議会で菊地区議は公共施設の調査と改善、アスベストの有無を含め、解体工事について住民に説明することを義務付けるよう要望しました。公共施設では60年代から80年代後半にかけ大量に使用され、区は88年年に囲い込み工事をおこなったと答弁しましたが、吹き付けアスベストを対象としているだけで固形建材はそのままです。改めて再調査、対策が必要です。 区内では、老朽化したビルの解体作業、新築工事がいたる所でおこなわれています。しかし、アスベスト除去工事の届出は03年度35件と少数です。作業従事者のみではなく、近隣の住民にまで被害が広がっています。解体工事について住民への説明を義務付ける条例とすることが早急に必要です。 アスベスト被害が深刻になっているヨーロッパでは今後50万人が死亡すると予測。日本と同程度アスベストを使用したとされるフランスでは今後10万人が死亡するだろうと言われています。被害を拡大させないためにも一刻も早い対応が求められています。 ご存知ですか?中延駅隣の葬祭場建設問題(シリーズ13) @「中延の環境を考える会」のホームページが開設されています。 葬祭場問題の経過、今日の出来事、現場写真、お知らせ一覧などかなり充実しています。ぜひご覧下さい。 A杉並区富士見が丘駅葬祭場問題その後:解体業者が、アスベ ストの写真を公開し告発。杉並区が工事を着工しないよう業者に通知。住民推薦の業者がアスベストの調査に入るとのこと。 B京都新聞によると、京都市が来月にも葬儀場指導要綱作成:その内容には▽住民への説明を尽くし、「協定書」を締結すると報じている。 ご存知ですか?こんな制度 Aさんは73歳でひとり暮らし。30年前にご主人がなくなり、子どもはいません。 ラーメン屋のマスターから「Aさんがうちで食事をしていて脳梗塞で倒れ、救急車で病院に入院させたが意識がない状況。近くに身寄りはなく、宮崎県から弟さんが来たが、たいへんなので相談にのってあげてほしい」と連絡がありました。 @入院時の食事代が780円⇒300円に Aさんは区で調べてもらったところ、住民税非課税で「低所得T」に当たることがわかりました。「限度額適用・標準負担額減額認定書」の手続きをとると1日780円の食事代が300円で済みます。また、医療費の窓口支払いは初めから月1万5000円で済むことになりました。 A成年後見制度 Aさんの弟さんは宮崎県で酪農をされているそうです。長く家を空けるわけにもいきませんし、頻繁に来るには交通費がT回7万円もかかります。今回、品川区社会福祉協議会の成年後見制度は使えないか相談に行き、とても親切に対応していただきました。「病院の支払いから、財産の管理、転院が必要なときには病院探しから手続きなどすべて対応します」との説明を受け、弟さんは成年後見の手続きをしました。 「これで安心して帰れます」 様々な手続きを終え、弟さんから「これで安心して宮崎に帰れます」と連絡をいただきました。 |