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2006年3月19日発行 第291号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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共産党が6項目の予算修正提案 海外視察、開発計画など見直せば十分可能なのに 06年度の品川区の予算を決める予算特別委員会が3月6日から20日まで行われました。共産党区議団は子育て世代や若者、高齢者、障害者の皆さんから寄せられた要求6項目の予算修正を提案しました。海外視察費用や開発計画検討費などをやめて財源とするもの。自民、公明、民主、ネットなどの反対で否決されましたが、今後も実現に向けてがんばります。 自民党・公明党、小泉内閣は高齢者、障害者、サラリーマン世帯に容赦のない負担増を強いる政治を進めています。品川区は、身近な自治体として区民生活を守る役割が求められているのに、小泉内閣の先導役を買って出るような区政。与党はこれを一緒にすすめています。 共産党区議団は議員の提案権を生かし「子どもの医療費無料化の中学3年生までの拡大」の条例に加えて合計6項目の予算修正を提案しました。 区民検診を20歳からに パートやアルバイトの青年が増え、また食生活や社会生活が変化し、成人病の低年齢化が進んでいます。40歳からの区民検診を20歳からと拡大し、健康管理、早期発見・早期治療を。予算は3429万円 子育て支援 @子どもの医療費無料化を中学3年生までに拡大。アレルギーや病気がちの子を持つ父母の方から切実な願いが寄せられています。予算6615万円。 A認証保育園の保育料月1万円の助成。認証保育園の0歳児保育料は、平均月6万8千円。公立・認可保育園の保育料平均3万6千円に比べてあまりにも重い負担を軽減するための提案です。予算は1800万円。 B無料妊婦検診を、現在の前期後期1回ずつを、7回ずつ計14回に拡大。妊婦が必要な検診を保障し、母子共に安全で健康な出産を願い提案しました。予算は1億491万円。 紙おむつの現金支給を 高齢者が入院すると、ほとんどの病院は在宅で支給されていた紙おむつの持込ができません。入院費に加えての紙おむつ代は高齢者にとって大きな負担です。23区中20区が入院時のおむつ代の現金支給をしています。現金支給していないのは品川区と渋谷区、杉並区だけです。予算は270万円 障害者福祉タクシー券の拡大を 多くの障害者の方から「タクシー券を増やしてほしい」との要望があり、何度も取り上げてきました。品川区は月2300円で23区で下から2番目という低さ。23区平均の3500円まで1200円増額。さらに23区中20区が対象にしている視力障害2級までに拡大します。予算2719万円 以上6項目は10月1日からの実施の提案のため予算は半年分。 ムダを削れば財源は十分 共産党の提案は合計2億5323万7500円です。 財源は海外視察の中止740万円、同和相談員の廃止34万4千円(品川には同和地域がない)、広町開発計画検討委託費3400万円、不足分は財政調整基金積立金減額で十分可能です。 さらに06年度は増税などで住民税の増収分だけでも30億円。やる気があれば今回提案した6項目はすぐにでも実現可能です。今回、自民、公明、民主、無所属、ネットの反対で否決されましたが、これからも実現に向けて皆さんと一緒に、世論と運動を広げてがんばります。 |