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2006年4月2日発行 第292号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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「保険料の大幅値上げしないで下さい!」 3月16日、たくさんの傍聴者が見守る中、厚生委員会で4月からの介護保険料値上げの条例と「品川の介護をよくする会」の請願審査が行われました。5437名もの署名を添えた請願、共産党(鈴木と飯沼)は区民の切実な願いを受けがんばりました。残念ながら自民・公明・民主(社民)が反対し請願を否決しましたが、この運動は必ず今後の改善につながると思います。引き続きがんばります。 署名へのご協力ありがとうございました 1月14日に行なった「医療・介護の学習会」の後2ヶ月にわたって取り組んだ署名運動、地元中延・旗の台だけでも約1千名の方から署名をしていただきました。ご協力ありがとうございました。中延駅、荏原中延駅、大井町駅、UFJ銀行前、大関前などで行なった署名行動では「これ以上年金を減らされたらやっていけない」など切実な声がたくさん寄せられました。 「大幅値上げ」と「負担の不公平」4つの大問題 審議を通じて、品川区の保険料の大幅値上げと負担の不公平がさらに鮮明になりました。 @基準額3300円から3900円に600円の大幅値上げ。 区は他区に比べて低く抑えたと言いますが、年金から情け容赦なく天引き、今の負担さえも大変な実態に目を向けるべきです。 A高齢者の税制改定で1万人余が月1425〜2400円の大幅値上げに さらに今回の大きな問題は、税制改定で、収入は増えないのに住民税非課税から課税になり、段階が上がるために、1万1800人もの高齢者が月600円どころか1425円〜2400円もの値上げとなることです。 B品川区が所得200万〜250万円の人に大幅負担増 さらに品川区は今回、第5段階と第6の境界所得額を250万円から200万円に引き下げました。そのため、5000人が本来第5段階の保険料で済むところを第6段階にし、1725円もの値上げとしました。「なぜ増税に追い討ちをかけるように200万円に引き下げたのか」共産党の質問に担当課長は「200万円の人は負担能力がある」と答弁しました。 C所得200万円の人も1000万円の人も同じ保険料 品川区は国基準どおり6段階の設定とし、所得200万円以上は同じ保険料です。 私は「所得200万円の人に負担能力があると言うのであれば、1000万、1500万円の人にはそれ以上に負担能力があるのではないか。23区中20区が高額所得者に少しの負担を求めることで、低所得者への負担を減らす努力をしている。渋谷区では500万円〜1500万円以上の人に負担割合を少し上げることで、住民税非課税者の保険料を据え置いた。品川区としても検討すべきだ」と質問。 課長は「200万円以上の人に基準額の1・5倍という制度であり、これで一定の公平性は確保できている」と答弁しました。 品川区は国の言いなりで、自治体として区民を守る工夫がありません。表面のグラフでもいかに所得の低い人ほど重い負担かが明らかです。 請願に対して共産党だけが賛成、自民・公明・民主(社民)が反対し否決しました。また最終本会議では不公平な値上げ条例に、自民、公明、民主(社民)、無所属、生活者ネットが何の問題点の指摘もせずに賛成しました。共産党は、一般質問、厚生委員会、予算委員会など機会あるごとに論戦し、本会議で反対討論も行ないました。 保険料は3年ごとに値上げとなり、高齢化が進む中で今後際限のない値上げの方向です。これを解決するには、介護保険制度で半分に減らした国の負担割合を元の50%に戻すことが必要です。無駄な税金の使い方を改め、安心できる介護制度をつくるため、これからも頑張ります。 |