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2006年7月2日発行 第300号 suzuki@jcp-shinagawa.com |
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東京建物鰍ェ12階建マンション計画中延特養ホームが5時間日影に 中延6丁目にある中延特養ホームの南側に、東京建物鰍ェ12階建てのマンション建設を計画。特養ホーム以外の三方は3階建てしかない住宅地であり、さらに周りの道路は4m道路。地域住民は様々な問題の説明を求めていますが、十分な説明もせずに、さらに法律も守らず、重機搬入を強行しようとし、地域住民に怒りを広げています。 住宅地に巨大マンション マンション建設は、中延特養ホームの南側、大興電機(2年前からサクサテクノ梶jの跡地に計画され、昨年の12月に初めての住民説明会がありました。 敷地面積5200u余、166世帯、駐車場84台、地上12階地下1階というこの地域にはあまり例がない巨大マンションです。周りが3階建ての住宅地に突然12階のマンション計画。地域では驚きと共に大きな衝撃でした。 住民は、日影、風害、駐車場の騒音、圧迫感などその影響と対策について十分な説明と階高を下げてほしいと求めていますが、東京建物は話し合い途中で解体を強行しました。解体の間中、毎日地震のような振動に食欲をなくしたり体調を崩す人も出ました。住民から振動計を4ヶ所付けてほしいと要望、やっと1ヶ所だけ付けられました。 11時〜17時のうち5時間も日影に 特養ホームの建物は6階建て。1階がデイサービスや介護支援センター、2・3階が特養ホーム・ショートステイ、4〜6階が都営住宅になっています。 特養ホームのある部屋は5時間も日影になります。特養ホームは高齢者にとって終の棲家です。待機者が多く、なかなかは入れません。入れるのは要介護4か5の重度の寝たきりの方です。「やっと入れた寝たきりのお年寄りから東京建物は太陽を奪わないで!」地域住民みんなの願いです。 住民の抗議で重機搬入強行ストップ 建築主:東京建物鰍ニ施工者:粥ヌ沼組は、新築工事のための杭打ち機(38t)搬入を6月10日と17日、2回にわたって強行。住民は10日は朝6時から約30人、17日は朝5時から約50〜60人が集まり、抗議をしました。私・鈴木ひろ子も両日参加しました。 第2京浜国道を通行止めにし、4mもない区界の区道を38tもの重機を2時間もかけて自走させるというのに、家屋調査も終わらない家があり、終わった家の調査データも住民に渡していないままの強行。また、解体による近隣の家屋の損傷に対して修理をしないだけでなく、賠償の約束もしないままの強行でした。 10日は、住民の怒りの抗議の中、9時半頃国道を通行止めして重機搬入を強行しようとしました。第2京浜は見る見る間に長い渋滞となり、東急バス会社の「バスが定時に着かなくて困る」との抗議で中止となりました。中止の際、東京建物鰍ヘ住民に「東京建物と淺沼組の部長出席のもと3日以内に住民との話し合いを行う」と約束するに至りました。しかしこの約束は守られませんでした。 不誠実な東京建物(株)問われる社会的責任 家屋調査や損害賠償が解決していないのに、1週間後の17日、再度重機搬入を強行。朝の5時にはトレーラーに杭打ち機を載せ第2京浜に搬入しました。 しかし、道路使用許可書に定められている@迂回路の表示、A許可条件の掲示や許可書の備え付けもなく、住民からの指摘であわててコピーをした紙を貼るという始末でした。さらに、杭打ち機の車幅を住民が計測すると2・95m。説明された2・8mと明らか違っていました。住民が警察に許可されたものと違うことを指摘、警察から搬入中止命令が出されました。さらに、道路法・車両制限令で定められている特殊車両通行許可証も携帯しておらず、求めるとファックスで送らせましたが、中延地域の通行許可証とは別なものでした。 周囲に多大な迷惑をかけているにもかかわらず、住民に対してあまりにも不誠実な対応、さらに法律も守らず強行する東京建物鰍フ企業としての社会的責任が問われています。 |